猫が大好きな猫草の育て方
えん麦の種
成長した状態の猫草を買ってきても1週間から10日もすると枯れ始めてしまいます。そのため、種から栽培した方が安上がりで済みます。えん麦の種は園芸店でも販売されていますし、ペットショップでも猫草の種として販売されていることもあります。
園芸キットとして種と土と容器がセットになって販売しているところもあります。土は野菜などの植物用の物を用意します。えん麦の育て方はとても簡単で、容器に5~6センチほど土を入れたあと種を入れます。種は土が見えなくなるくらいたくさん入れても構いません。
えん麦の育て場所は?
種を入れたあとは、種がかくれるくらいうっすらと土をかぶせます。そのあとは水をあげますが、種が土から顔を出してしまわないように霧吹き状のもので優しく水をあげる方が良いでしょう。芽が出てくるまでは容器の上にふたをして直接光が当たらない場所で育てます。
だいたい4~5日くらいで芽が出てくるので、芽が出始めたら今度は陽の当たる場所に移して水をたっぷりとあげて成長を待ちます。芽が出始めると日に日に伸びていきますので、10センチくらいになったら食べ頃になります。えん麦はとても生命力が強く、肥料を使わなくてもどんどん伸びていきます。
えん麦の水やり
水やりは、夏は毎日、冬は何日かに一度の割合であげると良いでしょう。猫がえん麦を食べるのは、食べたものの消化を良くし、毛玉を吐きやすくするためです。猫は舌を使って毛づくろいをするので、飲み込んでしまった毛が内臓に溜まってくると毛玉となって吐き出す習性があります。
ただし、えん麦が消化の助けになるのは、草の先端の尖った部分です。尖った部分が無くなってきたら新しい草に変えてあげると良いでしょう。えん麦の種はとても安価で販売されているので、次々に栽培することで、いつでも新鮮な草を猫に食べさせてあげることができます。
室内でも簡単に育てることができるので、一度チャレンジしてみて下さい。ちなみに、猫が食べているのは、えん麦の若草の状態の時で、本格的に栽培すると草はまだまだ伸びていき、やがて穂を実らせるようになります。えん麦は人間の食用としても使われているものです。
世界的に見ると日本での生産量は少ないですが、小麦や大麦と同じイネ科の植物で、オートミールの原料となっているものです。小麦や大麦に比べるとあまり知名度はありませんが、えん麦を原料としたフレークなどの他、最近では健康食品の原料にも使われていたりします。
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