真珠の木(ペルネティア)の育て方
育てる環境について
栽培環境は、できるだけ太陽の光が、いっぱい当たるような場所が適しています。出来ることなら、せめて日中の午前だけでも、日光が当たるような場所にあることが良いです。育て方としては、太陽の光は欠かせません。土は腐植質に富んでいるのが望ましく、それでいて水はけも良い場所がベストです。
お日様の光がとても好きな植物ですから、できるだけ太陽の光がよく当たる場所が良いです。ちなみに日陰だと、茎や枝が間延びして伸びてしまいます。これは日照不足による植物の育ち方の、あまり嬉しくはない育ち方になります。そもそも多くの花や植物というのは、お日様の光を求めるようにして、すくすくと育ちます。
育てる環境を、きちんと整えてあげることで、徒長を防ぐことにもなります。日陰で育てることで、間延びした変な形になるだけではなく、楽しみにしているキュートな花のつき方にも影響してしまいます。そのため、陽のあたる場所で、のびのびと育てるのが良い条件となります。家庭用のプランターや鉢植えの場合、室内の暗い場所で育てるのはやめましょう。
鉢植えであっても、太陽の光が大好きなことには変わりがありません。通年を通して、お日様の当たる野外で育ててあげましょう。ただ、真夏の日差しは強すぎることもあります。真夏のギラギラした太陽は強烈ですから、そういう時には半日陰に置いてあげます。そのほかのシーズンは、太陽の下で、お日様の光を、思う存分に当ててあげると良いです。冬は乾燥の季節ですから、乾燥した冷たい風に体当たりにならないよう、場所にも気をつけます。
種付けや水やり、肥料について
鉢植え用の用土ですが、酸性土壌を使うと良いです。水はけが良いことと、それでいて水もちも良いという、ダブルの要素を備えている土が良いです。植えつけや植え替えするのに適切な時期は、開花シーズンを除く時期です。3月ころから、梅雨の時期である6月上旬は良い時期です。このあとの、9月下旬から10月も、ベストシーズンになります。
庭に植えるときには、深植えにはならないように気をつけます。植え穴を掘るときには、サイズは根鉢の倍以上です。ピートモスや、腐葉土を混ぜて使います。鉢植えの植え替えについてですが、目安としては、2年間くらいに1回のペースが良いでしょう。か弱く細い根っこを持っていますから、根鉢へのダメージがないように、やさしく扱うことです。
植え替えをする時には、やさしく行います。ちなみに確実な結実を目指している場合、人工授粉という方法もあります。結実のコツですが、トライしてみる価値はあります。結実のコツの2つめとしては、2品種を一緒に植えてみることです。実は、これも結実しやすくなります。花の部分には、雨水でも、普通の水であっても、水を直接的にかけないことで、実もなりやすくなります。
水をあげるのは、細い根のことも考えながらあげると良いです。基本的には、土の表面が、なんとなく白っぽいな、と感じたら水をあげて構いません。寒い冬のあいだも、あまりにも乾燥状態にさせないように、適度に水を上げて様子を見ましょう。梅雨の時期は雨も多くなりますが、あまり長い時間の水はあまりよくないです。
増やし方や害虫について
真珠の木であるペルネティアですが、素晴らしいことに、特に決まった害虫や病気というものがありません。大体、どんな植物にも1つや2つはあるものですが、真珠の木のペルネティアには、特にはありません。野菜や花には、ほとんどがありますから、そういった余計な心配をしなくていいのは、栽培するにしても、気持ち的にも気楽なものになります。
この強さというのは、ツツジ科ならではのものかもしれません。ツツジ時代が、日本においても馴染みのある植物ですし、栽培も古くからされています。一般的に栽培されているツツジ類というのは、もともと自生している種を改良している傾向になります。なんといっても、耐寒性には強いですし、耐暑性にも強いです。
元が自生しているものを基本としていることもあり、増やすのも困難ではありません。ツツジ自体は生け垣向きではありますが、だいたいどこでも元気に増えていきます。手間もかからない上に、本来が強いものですから、真珠の木であるペルネティアは、植物を育てる初めての人でも、満足の結果で成長させることができる確率が高いです。
増やし方ですが、挿し木にしても良いですし、タネまきであったり、そのほかには株分けで増やしていくこともできます。気をつけたいことは、根の部分のことです。厚さや寒さには、めっぽう強いのが特徴ではありますが、根が細いために、根の部分は若干弱めです。植え替え作業をする時には、根鉢をできるだけ崩さないようにするのがコツです。
真珠の木(ペルネティア)の歴史
真珠の木と呼ばれているペルネティアは、アルゼンチン南部から南アメリカのチリ南部が生息地であり、ツツジ科のゴーテリア属であり、常緑性低木になります。歴史的にも、南アフリカやアルゼンチンにおいては、なじみのある植物でした。現代の日本においても、小さなサイズの鉢植えは、おしゃれで人気があります。
原産国はチリ南部やアルゼンチンですが、日本においても家庭で栽培して、可愛らしい膨らみを見せてくれます。この植物本来は、明るくて湿り気のあるような、広葉樹林内に生えています。家庭に置くような観賞用は別として、通常の高さで言えば、1.2Mから1.5Mほどの高さになる植物です。
葉っぱの部分は卵の形をしていて、先のとがった平たく細長い形と、お互いに葉っぱの方向を異にして生えています。先端の部分には、するどい棘があります。グリーンの部分には粗い、まるで鋸の歯のような、ぎざぎざの刻みになった状態というのも特徴的です。なんとなく鋭いイメージもありますが、シーズン的に、5月から6月にもなれば、花の楽しめる時期になってきます。
小枝を見てみると、上の部分に、ミニサイズのベルみたいな形状を見つけることになります。これは真珠の木であるペルネティアの、花にあたります。ホワイトカラーから、ピンク色まで、女性の心をうっとりとさせるようなキュートなカラーで魅了させてくれます。真珠の木であるペルネティアの果実というのは、扁球形です。
真珠の木(ペルネティア)の特徴
真珠の木と呼ばれているベルネッチアは、カテゴリーとしてはツツジ科の植物になります。吊り鐘状という少し珍しい形で、春遅い時期くらいに、白っぽい花を可憐に咲かせて楽しませてくれます。季節がめぐり夏の暑さも過ぎ去った秋から、木枯らし舞い飛ぶ冬にかけては、今度はミニサイズの真珠みたいな実を、たくさんつけるようになります。
花をつけるときには、本当に真珠のような純粋なホワイトカラーで、いとおしくなるほど可愛らしいです。真珠のような実も、思わず笑顔がこぼれ落ちるほどキュートです。カラーですが、ホワイトだけではなく、濃い目のピンクやレッドにパープルなどもありますから、見るのもかなり楽しいです。家庭で楽しむのであれば、鉢植えも人気がありますし、好みのプランターに鉢植えするのも良いです。
時期的にも、クリスマスの時期やお正月にも良いですから、季節のイベント用の寄植えで楽しむのもキレイであり、乙なものといえます。太くてしっかりとした幹は持っていなくて、小枝は地際より出ています。壺形のホワイトカラーの花は、特徴的な見た目です。花は上向きではなく、下向きで咲いています。
そんな花の咲く姿は、まるでツツジ科のなかの、イチゴノキやブルーベリー、ドウダンツツジとも、よく似通ったイメージがあります。芽の先端部分を、まだ枝野小さい頃に摘むことで、横に声だが貼りますから、見た目にもバランス良くなります。この一手間が、見た目をより美しくしてくれます。
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