キブシの育て方

育てる環境について
また実は小さな実がまとまって実るという感じです。特に特徴的な実ではないので、実は鑑賞するというほどでもありません。鑑賞ということでは、秋の紅葉の季節に紅葉も楽しめます。特に鮮やかということではありませんが、緑から黄色になり赤くなっていくという過程を経ます。また雌雄異株ということですが雌しべと雄しべを別々につけるということになります。
また実もそうですが、花も垂れ下がった丸い花で、独特な形をしているので、わかりやすい花でもあります。すべてが垂れ下がっているようで、垂れ下がらないのは葉だけというような感じの面白い植物ということになります。また分類ではキブシ科キブシ属ということで、名前そのままです。またスミレ目ということで、花のスミレと関係のある木ですが、
どう見てもスミレの花からは想像できない木でもあります。また開花の特徴としては、桜のソメイヨシノのように、葉より先に花が咲くという面白い木でもあります。また実を実らせるのは雌株だけです。そのほか耐寒性の落葉低木ということですので、寒さにも強い植物ということでも、日本の庭でも育てやすいということになります。
このように色々と面白い特徴があり、日本人の文化にも密接な植物ですので、栽培ということでのガーデニングでも育てやすく、また山菜としても食べることができるので、その点も興味深い面白い植物ということになります。育てがいのある木ということですが、雄株と雌株を育ててみるのも興味深くもあります。
種付けや水やり、肥料について
キブシのガーデニングの楽しみ方では、春から秋まで鮮やかな葉の緑を楽しむことができますが、花も楽しめますし、山菜として食べることも楽しめます。育て方ということでは、キブシの植え付けは、冬が良いようで、11月から3月が良い時期ということになります。また植える穴は大きめに掘り、肥料として腐葉土を混ぜた土を、その穴の中に入れておきます。
また植える時には少し高めになるように植えます。また日当たりが良い所を好むので、そのような場所に植えるようにします。少なくとも半日陰のところを選びます。また成長が早いので、支柱を最初から備え付けておきます。また剪定も注意しながら、形を整えていくのが良いようです。その他肥料の与え過ぎには注意する必要があります。
また痩せた土地にも育つので、土壌は特には選ばないようです。その点でも初心者も育てやすい植物ということになります。またそのような植物ですので、手間がかからないところが良いところです。また木の高さは3,4メートルを見ておけば良いということですし、剪定は9月頃が良いのではないかということでした。
日本でも自然に自生している植物ですので、同じような環境を準備すれば、すくすく自分で育っていくということですが、要するに苗を購入して植えるだけで、後はそれほど心配しなくても良いということになります。最近は山菜などもブームですので、まずは花の天ぷらなどを味わってみたいですが、そのような励みも出てくる植物ですので楽しみでもあります。
増やし方や害虫について
キブシは野山だけではなく都会にもありますが、東京では皇居にあるということでも、その時期になると話題になります。また都内の大きな公園などでも見ることができる植物でもあります。そのように日本人には非常に馴染み深い植物がキブシですが、あまり名前を聞かないので、名前がわからずに鑑賞している人たちも日本中には多いだろうと予想できますが、
ガーデニングで楽しみながら、また昔の女性のお歯黒なども調べてみて、空想しながら育ててみるのも面白いです。またそのような興味からも、他の日本固有の木や植物が、どのように使われていたかなども知りながら、興味のある植物を家庭菜園でも、ガーデニングでも室内の観葉植物としても楽しむと、また違った豊かな人生を味わうことができるということにもなります。
昔の人達は自然の中で生きていましたから、その必要もなかったのですが、現代人はやはり、自分で取り入れて、自分から楽しまないと得られないということでしょう。そのような意味からもガーデニングなどで、まずキブシなどの有用な植物を育てて見るところから始めるというのも良いとも感じます。
特に初心者から始めるので、育てやすい植物から選んで育てるということもノウハウのひとつです。ガーデニングでは、簡単だから美しくないということもないので、自分の気に入った植物で、簡単に育てられる植物を選ぶのも、長続きするガーデニングでのポイントでもあります。また楽しさのポイントです。
キブシの歴史
植物では日本固有の植物もありますが、そのような植物は日本人の日常生活にも役立てられていたということで、日本人の生活に非常に近い植物も多かったということになります。今のように何でもスーパーやコンビニなどで購入できない時代なので、自然にあるものを如何に取り入れて生きていくかということが課題だったのでしょう。
植物もその中に含まれていたということですが、野草などもそうですし、漢方薬も大切な存在でした。例えば江戸時代に、お歯黒という習慣がありましたが、これは既婚者の女性が、魅力を出来るだけ少なくするようにと行われていた習慣でしたが、このお歯黒にキブシという木の果実のタンニンが使われていたということです。
このキブシは原産地が日本で、日本固有種ですので生息地も日本になります。また若芽は食べられる野草ということで、天ぷらなどにすると美味しくいただける植物ですので、その点でも日本人には親しみ深い植物ということになります。この植物は日本全国に分布していて、北海道から九州まで見られますので、育てるということでの栽培でも、
日本の気候などにあっている植物ということになります。また成長も早い植物で1年で2メートルぐらい成長するということですので、早い成長を見たい場合には良い植物ということになります。また荒れ地でも育つということですから、あまり環境を選ばずに育つことができるという強い植物でもあります。ガーデニングでも庭で育てやすいということが言えます。
キブシの特徴
キブシは日本の自然の中では、山の中でよく見られる木ですが3メートルから5メートルぐらいまで成長するということで、山の中のような環境的に厳しいところでも、よく育つことができるということから見ても、日本の気候にも合っているということと、山の中の厳しい環境でも育つことができるというということも特徴ということになります。
また山の斜面などにも多く生息している木です。特徴としては木肌と実です。木肌は特徴的なので、すぐに分かりますが、白い斑点上になっています。この木肌を見ればキブシということが一目瞭然です。また見た目も面白いので、ガーデニングなどで庭に植えたいとも感じたりします。また葉は一言でいうと桜の葉に似ているということで想像できますが、
たまご型をしていて、葉の外側がギザギザになっています。そして薄い感じがします。山菜などで食べられそうな感じの葉です。しかし特に特徴的なのが花の形です。これはわかりやすくいうと、遠目には藤の花のようで、クリーム色の藤の花の垂れ下がっているような感じに見えます。それが山全体にある時には、
何となく不思議な世界に入り込んだ感じもさせられる花ですが、特に咲き始めたことは緑色とクリーム色が混ざったような色で、その揺れている姿も美しいです。また早春の山菜ということで、花自体を天ぷらやおひたしにして食べることができるので、その点も魅力です。ガーデニングで庭に植えても山菜を食べられるということになります。成長も早いので、早く楽しめるということもあります。
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