カンヒザクラの育て方

育てる環境について
花においては南のほうで咲くものが多いとされます。寒いところに行くとあまり花は育ちにくくなります。ただし日本の場合最も北でも北海道になります。北海道であれば冬は雪で埋まってしまいますが、夏には30度近くになることもあります。ですから最も北においてもそれなりに花が咲く環境にあります。
また山の方などでは1年を通して気温が低めになっているので高山植物などが棲息するような場合があります。カンヒザクラについては育てる環境としてはどういった所が良いかですが、元々温かいところを中心に生息地が広がっています。中国南部や台湾などにおいてになります。
沖縄においては桜といえばこの桜を指すぐらいに一般的とされている桜になります。そのことからまずは南の方の地域が良いのかもしれません。かと言って日本の北部のほうで必ずしも咲かないわけではありません。関東地方や東北地方などでも咲かせることが出来る場合があります。確実に咲かせるなら西日本などになるのでしょうが、関東などでも決して無理なわけではありません。
花においては日当たりなどが影響することがあります。日によく当てている方が良いこともあればあまり当てないようにしたほうがいいこともあります。こちらの花については日当たりを好む花になるのであまり陰にならないようなところで育てるといいのかもしれません。土の状況としてはジメジメしたところよりも水はけの良い所を好むとされています。
種付けや水やり、肥料について
カンヒザクラの育て方についてはどのように行っていくのが良いかがあります。種付けにおいては時期を気をつけるようにしないといけません。咲く時期としては冬から春にかけて、寒い時期とされています。そのことからも種付けはそれより前が良いとされています。10月くらいから梅雨入の時期ぐらいまでに行うのが良いとされます。
土の状況はどのようになっているかですが、まずは水はけの良い所を選びます。ジメジメしたところだと水分を得ることはできますが常に得られる状況、過剰な状態になってしまします。あまりそう言ったところを好まない品種になります。かと言って水が不要なわけではありません。
日本においては適度に雨が降りますからそれで十分なこともありますが、最初の方は適度に水を与えるようにします。水はけの良い所だと雨がふらないと水分がない状態になりますから土が乾いている状態であればその時に水やりをしておくと元気よく育てる事ができるでしょう。きれいな花を咲かせる花なので肥料についてはある程度必要とされます。
元々植えられるところにもよりますが、あえて植えるのであれば肥沃な土壌が良いとされます。植えるときに十分な栄養があれば良いので、植えてから特に肥料を与える必要は無いとされています。花に関しては必要な水やエネルギーは入りますが過剰になるとそれが害になることがあります。その調度良い所を見極めて調節してあげるように気を配ります。
増やし方や害虫について
樹木においてはきれいな花を咲かせる、増やそうとするときには剪定と呼ばれる作業が必要と言われます。どんどん伸びていくことがありますが、そのままにしていると良い場合もあれば悪いこともあります。一度花がつくとその後つかないような花もありますから、そういった場合には剪定をしなければ次の年にあまり咲かない、増えないことになってしまいます。
カンヒザクラを栽培するときにおいてはどのようにするかですが、適度に剪定をする必要があるとされます。桜の種類は元々剪定をあまり好まないと言われています。一般的な桜にしてもそのままにしていることが多いかもしれません。そのままにしておいても花をつけることができます。剪定をする時の注意としては根本からしっかりと切ることです。
中途半端な状態で切るのはあまり良くないとされています。そして根本から切った時には切り口が大きくなるので再度の注意が必要になります。切り口には腐らないための薬などをつけておくようにします。石灰硫黄合剤などが使われる事が多いようです。剪定は必要最低限に止め、やり方などがわからないならそのままにしておいても特に問題はないとされています。
害虫についてはそれなりに対応が必要になってきます。まずは2月頃に散布をします。そして花が咲いたり葉がつく頃には消毒のための薬の散布を定期的に行うようにします。一度ついてしまうとつきやすくなりますから、つかないように気を配る必要があります。
カンヒザクラの歴史
桜といいますと日本においては非常にポピュラーな花になります。人気のある花の一つとも言えるでしょう。そのために日本古来と考えることもありますが、元々咲いていたかどうかについてはいろいろな説があるとされています。また、桜と一口に言っても非常に多くの種類があります。
見た目が非常によく似ているものもありますしかなり見た目において異なるものもあります。これが桜かと見えるものもあります。その一つとしてあるのがカンヒザクラになるかもしれません。こちらについては原産としては中国とされています。中国でも南部の方が生息地となっています。ですから温かいところで育ちやすいと言えるかもしれません。
日本にはいつ頃入ってきたかについてははっきりした情報はありませんが、江戸時代あたりには伝えられていたと考えられています。一般的な桜とは違うもののピンク色の花は確かに桜が咲いているのかと感じさせる雰囲気を持っています。少し変わった名前がついていますが、カンヒを漢字で書くと寒緋となります。
日本においてはその他の桜が咲く少し前に咲き始めるためにこのように付けられたとされています。学名においては鐘形であることを連想させる言葉が入っています。これは花の形が鐘形になっていることからそのように付けられたとされています。日本においては古くから生えていてそうですが、そうではなくて比較的最近に来て、そこから広められるようになったとされています。
カンヒザクラの特徴
通常の花といいますと太陽の方に向いて咲く、つまりは上向きに咲くことが多いように感じられます。スズランなど例外的な花もありますが、ひまわりなどはまさに太陽の方に向いて咲く花として知られています。カンヒザクラの特徴の一つとしては太陽に向って咲かないことです。スズランのように花は地面の方、下のほうを向いて咲きます。
多くの場合は普通の桜同様に樹木として咲くことになりますから、人が花を鑑賞するときは下から上を見ることになります。ですからその時にはちょうど花を真正面に見るように見ることが出来るようになります。形の特徴としては学名にある鐘のような形になります。一般的な桜は花の根元からきれいに咲ききるように咲きますが、
この花は先端部分だけが少し開くような形で咲きます。花自体は大きいのでしょうが、先端部分しか咲かないので咲いた時の印象は一般的な桜と同じような大きさになります。一般的に見られる色としては濃いピンク色です。八重桜などで濃い色のものがありますが、それよりも更に濃い色になっています。
ですから遠くからでも大体この花が咲いている様子がわかるぐらいになっています。ではその色しか無いかといえばそうでもありません。実際のところは真っ白のものもあるとされます。淡いピンク色のものから、よく見られる濃いピンク色まであるようです。幾つもの種類の色の花が咲くことが少ないので一つの色しか無いと見られがちですが、実際は複数の色があるようです。
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