カキドオシの育て方
育てる環境について
カキドオシはとても丈夫な植物だとされています。ですから基本的にどんなところでも育つとも言われています。茎は当初はまっすぐと伸びるのですが、だんだんと成長するにつれて這うように真横に伸びます。適度に湿度がある場所の方が良く育つと言われているのですが、這うように伸びるので蒸れて枯れてしまう可能性もありますから注意しましょう。
湿度がなく乾燥している場所でも育つことは育つのですが、出来るならば日陰や半日陰のほうが良く育つでしょう。植物の栽培に慣れていない方でも育てることが出来ると言われているくらい生命力があり、初心者でも簡単に育てることが可能でしょう。寒さにも暑さにも強い傾向があり、一年中葉を観賞することが出来る年中草でもあります。
開花は4月から5月ですからその時期に摘み取って山菜や薬草として利用するのが最適です。植え付けは3月に行うのがベストとされています。プランターでも良いですし鉢でも育てることが出来るので好きな環境で育てることが可能です。花自体にはそこまで香りはないのですが、
葉を揉みこむことで匂いが生じる植物でもありますからハーブとしても人気があります。日の当たる多さや環境によっては育つ大きさが異なってくると言われていますが、比較的どんな土地でもどのような環境でも立派に育てることが出来ます。水分を好みますからあまりにも乾燥してしまいますと大きく育たない可能性もありますので注意しましょう。
種付けや水やり、肥料について
育て方のコツは難しくありません。肥料を与えなくても元気に育つことができます。環境によって育つペースが変わってきますからあまり成長がみられない場合は液体の肥料などを与えてあげましょう。もしくは置き肥でも可能です。一般的な植物と同じようにしっかりと水やりは行いましょう。カキドオシは水が大好きな植物ですから、
あまりにも渇いてしまいますと元気に育ちませんからたっぷりと水分を与えてあげましょう。年中草でもありますから、一年中乾燥させないように水分を与えて下さい。鉢植えで育てる場合は水分の多い土用を使用すると大きく育ちます。軽石などが多いと小ぶりに育つ傾向があります。
日本全土の道端や野原でもしっかり育つことが出来ますので多少の事では枯れませんから安心してください。肥料は年中上げる必要はありません。目安としては開花が終わった5月から6月にかけてと、9月から10月にかけてがベストだと言われています。あまり神経質になる必要はありませんが、葉や茎が元気がないようならばその時期に肥料を行うようにしてみてください。
成長によっては切り戻しが必要になることもありますので、状況によって行っても良いでしょう。カキドオシは成長するにつれて這うように育ってしまう癖がありますので、そういった時など切り戻ししてあげても良いかもしれません。ツルが長くなると一メートル以上にもなりますから小ぶりに育てたい方などもタイミングを見て切り戻ししましょう。
増やし方や害虫について
カキドオシはつるの各節から発根しますのでそこから増やすのが一番最適とされています。これを切り分けいくと簡単に増やすことが可能でしょう。カキドオシは一年草でもありますから一年中手入れをしなければなりません。間引きや切り取りなどの作業は必要になってきます。早めに作業を行っておいた方が良いとされております。
植物自身に生命力がありますから病気になってしまうことはほとんどないとされています。害虫駆除は特に行わなくても大丈夫なのですが、もしアブラムシやヨトウムシなどを見つけたら見つけ次第駆除をしておいた方が安心です。どこでも育つことが出来ると言われている植物ですが、水分を与えないと元気に育ってくれませんから、一年中を通して水やりは欠かせません。
繁殖しやすく増やすのも簡単ですが大きく育て上げるためにはしっかりとケアしてあげることが大切でしょう。カキドオシは育てる過程を楽しむほかに、薬草や山菜としても取り入れることが出来ます。古くから民間薬として親しまれてきたのもありますが、現在でも漢方などとして取り入れてる方もたくさんいます。
しっかり育ててあげることによって自分自身の生活の中にもカキドオシを取り入れてみるのも良いかもしれません。気候に左右されない植物ですから、どの土地で育てたとしてもしっかりと開花させることが可能です。植物を育てたことがない初心者の方にでも簡単に育てることが出来ますし、増やすことも可能です。
カキドオシの歴史
カキドオシは日本全土に生息している多年草としても知られています。古くから原産国の日本では民間薬としても親しまれてきた植物でもあります。どのような効能があるかと言いますと子供の癇の虫に効くと言われていました。具体的には子供の夜泣きや引き付けなどの際に摂取することによって症状が軽減されるという効能をもたらします。
そのほかにも漢方として利用されることも多く、現在でもたくさんの人に親しまれています。実は生息地は日本だけではなくてヨーロッパなどでも薬草、そして民間薬として利用されるようになったと言われています。医学書にも記されていますので、事実に基づいているものだとされています。
植物としてはシソ科に分類されるカキドオシですが、主に4月から5月に開花される植物です。花はピンク色から薄紫色で特徴的な形をしているので見た目にも美しい花とされています。葉に関しては揉むことによって強い香りを発する独特な植物です。古くから身体に良いとされていた植物ですが、医学的に証明されていたのかには疑問がありました。
しかし近年では医学的にも効能があると発表され糖尿病治療薬としても使用されるようになりました。摂取の仕方としては煎じて飲むのが一般的とされています。水虫にも効くので、生の葉のしぼり汁を直接足の裏に塗りましょう。カキドオシの取り入れ方はたくさんありますので育てながら薬草としてもいざという時に役に立つ優れた植物です。
カキドオシの特徴
カキドオシは草地に生息する年中草です。特徴としては茎はまっすぐと伸びるのですが成長するにつれて地面に倒れます。開花すると完全に地面に這うような形になります。そして後々つるとなりまして長さでは長いもので一メートル以上にもなると言われています。開花の季節は春の穏やかな季節で4月から5月にかけてが多い傾向があります。
この花が咲いている時期に刈り取り、陰干しをして水洗いして乾燥させます。そうすることによって様々な場面で使用することが出来る薬草へと早変わりします。カキドオシは美しい花を咲かせるだけではなくて、薬草としても重宝されている植物です。効能は子供の癇の虫に効くとされていたのですが、その他にも体内の脂肪を分解される役目を担うともされていまして、
現在ではダイエットにも効果的な漢方としてその成分が利用されることもあります。古くから民間薬として活用される場面が多いカキドオシで、民間の生活の中溶け込んで自然と民間薬として使用されるようになりました。人々の経験と体験などから現在まで言い伝えられた薬草と言っても良いかもしれません。
民間薬として用いられる最大の特徴は副作用のなさです。ですからカキドオシも副作用がないとされている薬草の一種でもありますから安心して利用することが出来ます。もちろん、薬草としてだけではなくて山菜として美味しく頂くことが出来るのも特徴のひとつかもしれません。かき揚げやてんぷらとして食すととても美味です。
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