エゾミソハギの育て方

育てる環境について
育て方のポイントというのは、置き場所が重要です。結論から言うと、日当たりが良くて水はけのよい用土で育てるとすくすくと生育できます。日当たりが悪い場合は、徒長して倒れやすくなります。倒れてしまうと花の枚数も減ってしまいます。健康体のエゾミソハギを育てるには、日当たりの良いところに安置するとベターです。
乾燥にはそれほど強くありません。したがって、多少の乾燥には耐えることができますが、乾き過ぎないように注意することが必要です。理想的な用土としては、腐葉土をたくさん使って水はけの良い状態にしてあげると、非常に健康なエゾミソハギとして育ちます。野生のものを観察してみると、日当たりの良い湿地地帯に広く自生しています。
小川の近くや沼沢地のあたりに自生しています。この野生に状態に近い環境を作ってあげると、理想的な栽培方法になります。ちなみに、エゾミソハギに酷似しているミソハギとは少し育成環境が異なります。ミソハギは日当たりがよくて湿った場所でなければ生育できませんが、エゾミソハギは日当たりがよくても悪くても育ちます。
半日陰でも育ちます。半日陰というのは、午前中だけ日光があたるような環境のことを言います。こうした環境でもきちんと育ちます。ただし、日当たりの良いところで育ったものと比べると、生育が悪いです。しっかりと日当たりの管理をした方が良いです。耐寒性は非常に強いですが、冬の間に放置していると枯れることがあります。
種付けや水やり、肥料について
エゾミソハギの栽培方法はどのようなものかというと、肥料と水やりの観点から書いていきます。まずは水やりについては、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげています。時期的には春、夏、秋にかけては、これは徹底的に行うのがベターです。真夏は非常に乾燥気味になるので、1日に何回か定期的に水やりをした方が生育上、良いです。
冬については、成長が止まりますので、水やりは控えたほうが良いです。それというのも、休眠活動に入っているからです。土の表面が乾燥していると3日程度空いてから、水をたっぷりとあげます。本来的にエゾミソハギは湿地帯や水辺あたりに自生していることからわかるように、乾燥に弱いです。
田舎に行くと、まれに田んぼのあぜ道に自生しているのを確認できることがあります。肥料については、腐葉土を使うのがお勧めです。腐葉土は購入した時点で水分を多く含んでいるので、比較的利用しやすいです。こだわる人は赤玉土を多く混ぜると良いです。植え付けについては、時期が重要です。春と秋は避けたほうが良いです。夏に植えつけることがお勧めです。
ここでのポイントは、根が土に張り付いているので、根についている土は取り払うのではなく、そのまま鉢に入れるのが一般的です。根が傷つくと枯れて死んでしまうことがあるので、注意が必要です。植え替えた後は、しっかりと根付かせるためにたっぷりと水やりをすることが重要です。種つけについては、受粉はしやすいので、密集させて育てれば、特別なことをする必要はありません。
増やし方や害虫について
一般的に行われる増やし方は、挿し芽と株分けの2つです。挿し木で増やすほうが容易のため、育成する人にはこちらの方がお勧めです。挿し木のやり方については、赤玉土を混ぜた培養土に切り取った枝を挿入すれば良いです。挿入してから1ヶ月程度かかります。その期間は水をずっと切らさないようにしなければいけません。
株分けは時期に注意して行うことが大切です。株分けの時期としては春もしくは秋に実施することがベターです。時期を間違えずに行うと、しっかりと若返ってくれます。また、挿し芽と株分け以外には、種まきをして育てることも可能です。種まきも非常に簡単です。ただし、種子は乾燥には弱いので、用土で軽く覆ってあげる必要があります。
害虫は、ほとんどつきません。害虫の被害はほぼ全くないので、放置しても害虫による被害はありません。本当にまれにアブラムシがよって来ますが、これも牛乳もしくは殺虫剤を散布してあげると、駆除することができます。しかし、そうはいっても、害虫による被害はほとんどありませんので、この点については心配いりません。
それよりも、生育環境に注意してあげることの方が、増殖をする上で重要です。つまり、湿地を好みますので、最近流行しているウォーター・ガーデンに植えてあげるのも効果的です。他の植物だと育たないくらい湿っていても、エゾミソハギには適した土壌環境です。生育する上でも増殖する上でも、土壌の環境は重要です。
エゾミソハギの歴史
エゾミソハギという植物は、原産地がヨーロッパですが、日本に帰化しました。エゾミソハギの名前の由来について書きますと、「ミソハギ」の部分はお盆で使われることが由来です。昔はお盆のときにミソハギで水を撒く習慣があり、日本各地でもこの習慣は行われてきました。ミソハギの名前の由来については、ハギに似ていて、禊に使うことから、ミソハギという名前が付けられました。
この説が有力ですが、他にも説があります。つまり、溝に生えることから溝萩という名前が付いて、それがなまったことからミソハギという名前が付けられたという説もあります。また、お盆のときのお供え花としても使われてきました。そこで、別名として「精霊花」とも呼ばれることがあります。
このように、昔から仏前に供える花として広くかつ長い間、親しまれてきました。花の形と色、葉の形など、ミソハギに非常に似ています。毛が全体的に生えているところが、ミソハギとは異なるところです。どちらも独特な花が咲くことで有名ですが、似ていることから、どちらもお盆のときに使われます。
ちなみに、エゾミソハギという名前からエゾ地域、つまり北海道にのみ生息しているのかと思われるかもしれませんが、九州の各地にも自生しています。そのため、生息地は北海道と九州の各地です。現在においては、国際自然保護連合によって定められた「侵略的外来種ワースト100」に選ばれています。これは日本だけでなく世界中の植物が対象になっています。
エゾミソハギの特徴
エゾミソハギの特徴について言及していきます。原産地はヨーロッパを中心に日本各地です。生息地としては、北海道と九州上部です。名前の由来からして北海道に非常に多く自生していて、まれに西南を中心に野生のものが発見されます。基本的に湿っぽいところを好み、湿地で自生しています。
海外での分布を見てみると、原産地のヨーロッパは当然ながら、アフリカ北部や北アメリカ、オーストラリアなど非常に幅広いです。植物の種類としては、草丈については、小さいものでは50センチ程度で、大きいものだと150センチほどにもなります。植物の分類としては、ミソハギ科ミソハギ属に属します。花については、1センチ程度です。
色としては紅紫色です。開花時期については、7月から8月頃です。葉っぱについては、茎や葉には非常に短い葉が数多くあります。一方、エゾミソハギに酷似しているミソハギは、対照的に無毛です。この2つの植物の違いは毛があるかどうかで区別することができます。草の姿としては、エゾミソハギの方が大きく、枝分かれが粗いのですが、
ミソハギの個体によっては同じようなものもいるので、あまり明確な区別にはなりません。やはり、毛の有無で区別するのが無難です。他にも似ている植物としては、メミソハギという植物があります。これは非常に酷似していて、花と茎が似ていますが、葉が茎を抱きかかえるように生えているのが特徴です。草丈も非常に大きいです。
-
-
ツワブキの育て方
ツワブキは海沿いの草原や崖、林の縁などを生息地としている常緑の多年草です。原産は日本・中国・台湾・朝鮮半島で、日本国内で...
-
-
キサントソーマの育て方
この植物の特徴としてはサトイモ科の常緑多年草になります。生息地の熱帯のアメリカにおいては40種類近く分布するとされていま...
-
-
ハクサンボクの育て方
ハクサンボクの特徴としては、レンプクソウ科ガマズミ属と言われていますが、レンプクソウ科の上位であるマツムシソウ目の下位の...
-
-
球根ベゴニアの育て方
ベゴニアの原種は、オーストラリア大陸を除いたほぼ世界中の熱帯や亜熱帯地域に分布しています。ベゴニア自体は日本でも原種が存...
-
-
マユミの育て方
マユミはニシキギ科に属しますが、ニシキギという名称は、錦のような紅葉の美しさから名づけられたと言われています。秋になると...
-
-
サクラソウ科の花・プリムラの栽培方法
プリムラは春・秋に蒔くのに適したサクラソウ科の花です。外国原産の西洋サクラソウグループの総称としてプリムラと呼ばれていま...
-
-
ラナンキュラスとコカブの育て方
ラナンキュラスは小アジア原産の小球根植物であり、花は花弁が重なり合って明るい光沢があり、ふっくらとした華やかな魅力を持っ...
-
-
レモンの育て方
レモンの原産地や生息地はインドのヒマラヤ地方とされ、先祖とされている果物は中国の南部やインダス文明周辺が起源です。そして...
-
-
ロシアンセージの育て方
ロシアンセージはハーブの一種です。名前からするとロシア原産のセージと勘違いされる人も多いですが、それは間違いです。原産地...
-
-
トマトの栽培における種まきや植え付けの時期及び育て方について
トマトは世界一の需要量を誇る野菜で、日本でも比較的良く食されています。気候的にも栽培に適する事から、家庭菜園レベルであっ...
エゾミソハギの特徴について言及していきます。原産地はヨーロッパを中心に日本各地です。生息地としては、北海道と九州上部です。名前の由来からして北海道に非常に多く自生していて、まれに西南を中心に野生のものが発見されます。基本的に湿っぽいところを好み、湿地で自生しています。