マダガスカルジャスミンの育て方
育てる環境について
栽培をするにあたっては環境に気をつける必要があります。育て方としてどのような環境を用意しないといけないかですが、日当たりをまず準備するようにします。この植物に関してはつる性とのことで葉っぱを楽しむこともありますが、なんといっても花や香りが良い植物ですから花を咲かせたいです。
蕾の状態も特徴的なので、この様子を見たい人もいるでしょう。しかし日当たりが十分ないと花つきが悪くなることがあります。しっかりと日光に当ててあげるようにします。では常に日光に当て続ける必要があるかですが、常に行うのもまた問題になります。真夏は日本においては非常に日差しが強くなります。
この日差しは葉っぱが悪い影響をうけることがありますので注意します。それ程日差しがない所であればよいですが、きつい日差しがあるようなら真夏だけは直接当たらない所に移動させるなどした方がいいでしょう。どのようになるかとしては、葉が焼けてしまうことがあります。それによって傷んでしまう場合があります。
きれいな葉っぱですから、見た目が良くないのは問題になります。花を咲かせる時の条件としては、日光に当てる時間があります。春以降においては一日5時間は日当たりに当てないといけないとされています。注意としては、植物に当てていても、花芽が葉っぱで隠れていてもいけないことです。隠れているようなら日に当たるように表に出します。耐寒温度は5度と高めなので、冬は室内管理も考えます。
種付けや水やり、肥料について
豆まきをするにあたっての用土については、水はけを重視したものを用意します。赤玉土のうちの小粒に類するものを7割程度、腐葉土を3割程度にした配合土であればある程度の水はけを確保することができます。自宅でも簡単に配合することができます。植え付けに関しては鉢植えにすることが多いかもしれません。
鉢植えの時には、2年に1回ぐらいの割合で植え替えをします。時期としては春ぐらいが良いとされています。春に枝を切り戻し、その上で植木鉢の土を3分の1ほど落とします。土は新しいものを用意してスッキリとさせてあげます。暖かい気候が生息地になる植物ですから水やりについては注意します。
通常の季節においては表面が乾いたら水をあげる程度で十分です。定期的に与えるように心がけます。冬になると多くの家庭では自宅内にいれて管理をするかもしれません。寒さに弱い植物だからです。その時には水はあまり多くなくても良いです。乾燥している状態でも水を必要としません。
葉っぱなどで少し力強さがなくなってきたと感じたら与えるようにするとよいでしょう。与えるときもそれ程多く与え過ぎないようにします。肥料についてはしっかりと与えるようにします。春から夏にぐんと成長する植物ですから、そこにパワーの源を与えるようにしましょう。緩効性の化成肥料を置くようにします。与え過ぎには注意が必要ですが、一定量必要になりますから、植物の量によって調節をします。
増やし方や害虫について
増やし方としてはさし木をして行うことができます。行う時期としては5月から6月に行います。方法は、茎を2節ほどきります。すると切り口から白い樹液が出てくることがあるのでそれをきれいに洗い流します。用土としては赤玉土を新たに用意しておきます。そちらに差し込んで根をはるのを待つようにします。
育てている時において作業としてはどのようなことをする必要があるかです。剪定を行うのが良いとされます。春先に行います。枝先を軽く切ることを繰り返すことで、枝数を増やすことができます。枝が増えれば自ずと花も増やすことができます。白い花がたくさん咲くと豪快ですから、花の楽しみを得られやすいです。
伸びた枝については誘因するようにします。切り戻しも必要になります。花がつくのは新しい枝になります。鉢を大きくしたくない時は切り戻しをすることで小さい鉢でも花が楽しめるようになります。病気に対する対応などは特にしなくて良いとされます。あまりかかる病気はありません。
花が咲かないのは病気よりも日当たりなどが影響していることがあるので、日当たりを調節することで花を付けさせることが出来るようになります。害虫において気にしておく必要があるのがカイガラムシになるでしょう。この虫は枝が混み合ってくると発生することがあります。剪定をしたりして枝をスッキリさせることである程度は解決できます。新芽が出る頃になるとアブラムシが出てくることがあります。
マダガスカルジャスミンの歴史
お風呂に入浴剤を入れることがあるかもしれません。入浴剤を入れる効果としては、まずは泡の効果があるようです。シュワーと泡が発生して、それによって血行などが良くなるようです。その他に香りがあります。香りが付けられていて、その香りを嗅いでいると爽やかな気分になることがあります。
レモンなどがよく知られていますが、それ以外にジャスミンと言われる香りがあります。オレンジ色ですが、オレンジではなくジャスミンとあり最初は何かわからないことがありましたが、後でそれが植物であることがわかります。非常にいい香りをさせる植物ですが、この植物に似た香りがあるものとしてマダガスカルジャスミンがあります。
ジャスミンと名前がついているので仲間のように聞こえますが、種類としては全く異なるようです。原産は名前の通りマダガスカルになります。マダガスカルはアフリカ大陸の南の方に浮かぶ島国になります。3月21日の誕生花としても知られています。花言葉は二人で遠くの旅をとあります。
確かにマダガスカルといえば非常に遠く離れているので旅を連想させる花ではあります。非常に遠く、日本からするとかなり関係性が少なそうなので渡来についてはかなり最近になるのかと考えがちですが、実際のところは明治時代の中期にはすでに来ていたようです。さすがに直接来たわけではないようですが、ヨーロッパなどにはすでに伝わっていて、そこから日本にも伝わるようになったのでしょう。
マダガスカルジャスミンの特徴
一般的なジャスミンはモクセイ科になります。キンモクセイなどと同じ仲間です。同じような香りをさせています。一方この植物に関してはリンドウ目、ガガイモ科、シタキソウ属になります。ですからジャスミンとは名ばかりで全く異なる種類です。なぜこの名前がついたかですが、生息地がマダガスカルで、香りがジャスミンに似ているからになります。
この植物においては毒性があるとして知られています。アルカロイドと呼ばれる成分があり、葉、花、実、根などすべての部分にその成分が含まれています。香りをかぐ分にはそれ程影響はありませんが、触ったりするときは注意をしなければいけないでしょう。つる性の植物で、草丈としてはつるによって異なってきます。
2メートルぐらいから、長くなると5メートル近くまで伸びることがあります。花の開花時期は4月から9月と暖かい時期に広く咲きます。花の色は白く、可愛らしい花を咲かせます。常緑性になっていますから、常においておくのにも良い植物になるかもしれません。マダガスカルは温暖な気候の島国で、そのことからも耐暑性はある植物です。
しかし耐寒性についてはあまり無いとされています。葉っぱは非常にオーソドックスな葉っぱで、子どもに描かせると簡単に描くような一般的な形です。楕円形の少し大きめの葉っぱになります。表は少し艶があり、真ん中に通る葉脈がはっきり見えます。花は先端部分だけが開くタイプです。5枚の花びらがあります。
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