ティアレアの育て方

ティアレアの育てる場所
風通しの良い、半日陰くらいの場所を好みます。夏の強い日ざしや西日を避けられる場所で育てましょう。落葉樹の下などの明るい日陰が適しています。強い日ざしに当たると、葉が茶色くこげたようになってしまいます。これは葉焼けという現象です。
ランなどあまり強い日差しのあるところを好まない植物に良く見られます。ひどく葉焼けすると株が徐々に弱ってしまい、いつの間にか枯死してしまうことがあります。葉焼けするようであれば、置き場所が適切ではない証拠です。より日差しのやわらかな場所への移動を考えてください。
場所の移動が出来ない場合は、寒冷紗などを使って日差しを和らげるようにしてください。寒さにはとても強い植物ですが、地面が凍る地域では、腐葉土やもみ殻などで株元を覆って、凍結を防いで冬越しさせます。小さな苗のうちは育苗キャップなどを使って保温すると安心です。
ティアレアの植え付け・水やり・肥料
ティアレアは春か秋が植え付けの適期です。水はけがよく保水力のある用土が適します。鉢植えで栽培する場合は、鉢の底に鉢底ネットを敷き、その上に軽石を入れ、花用の土を入れて植えつけます。肥料が入っていない土を使う場合は、適量の肥料を均等に土に混ぜ込んでおいて下さい。
植え付け後、たっぷりと水を与えたら、直射日光の当たらない場所でしばらく育ててください。二週間くらいたったら通常の育て方をします。庭植えで栽培する場合は、土をよく耕し、掘り出した土の二割くらいの腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。その際適量の肥料も混ぜ込みます。株が雑草などにまぎれないように囲いや目印をつけておくと安心です。
鉢植えで栽培する場合は、春から秋の間は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。鉢底から流れ出すくらいにたっぷりと与えるのが目安です。下から流れ出ない場合は、鉢の下まで水が行き渡っていません。下のほうの根っこが乾燥して傷んでしまい、枯死する原因となるので、一回の水の量はしっかりと与える育て方をしてください。
夏の水やりは、涼しい朝方に与えると、温まった水で根を傷める心配がありません。日中に水が切れてしおれるようでしたら、日陰に移動して水を与えてください。庭植えで栽培する場合は、雨のあたる場所なら植えつけ時以外水を与える必要はありません。夏など、よほど土が乾いた時には与えるようにしましょう。朝か夕方が適しています。
冬はやや乾燥気味に管理しましょう。鉢植えの場合は土の表面が乾いてから2、3日置いたあとに水を与えるようにします。その際も鉢底から出るくらいたっぷりと与えてください。鉢植え、庭植え共に早春から春に適量の肥料を施します。
ティアレアは肥料を与えすぎると、葉が大きくなり、花が目立たなくなることがあるので、適量適期を守りましょう。与える肥料に書いてある育て方の説明書きをよく読んでからティアレアに施肥してください。その後は、翌春まで肥料は施さなくても大丈夫です。ティアレアは肥料分の少ないやせた土でも育つ丈夫な植物です。
ティアレアの植え替え・増やし方
植え替えは植え付けと同様、春か秋が適しています。最適なのは春の芽が動き出す前です。鉢植えの場合、2年に一度くらいは植え替えをすることをおすすめします。植え替えをしないと、根が鉢の中でぐるぐると巻いてしまい、肥料や水を吸えなくなります。そうなると生育が悪くなり、徐々に弱って枯死してしまいます。
根が窮屈になる前に植え替えましょう。植え替える際は、1~2回り大きな鉢に植え替えます。いきなり大きな鉢に植え替えると、根の量に対して土の量が多くなり、水分が過剰になりすぎて根っこが腐ってしまう場合があるからです。植え替える際は根を傷めないように、古い鉢からそっとティアレアを抜いてください。
植え替えたら鉢の底から水が流れ出すくらいに水を与えて終了です。種まき、株分けで増やすことが出来ます。種付けは人が手を貸すことなく、虫や風の力を借りて行われます。種付けをする場合は、花が枯れても摘み取らずそのままにしておきましょう。そのうち花あとにさやのようなものが出来ます。
外から見て中の種が黒くなったら種を採取します。種付けはすべての花に出来るわけではなくひとつの房のところどころできる形になります。必要な分の種付けが出来たら、他の花は早めに摘み取りましょう。たくさん種付けをすると株が弱る原因となります。
株分けは、春と秋が適期です。秋に行う場合は、寒さが厳しくなる前に根が張れるように早めに行いましょう。一つの株に2~3芽がつくように株を分けましょう。ナイフやハサミを使っても良いでしょう。
その際ナイフやハサミを火であぶるか殺菌剤につけるなどして消毒すると安心です。そのあとの育て方は植え付けのときと同じ通りです。特に病害虫はありません。まれにアブラムシが発生することがあります。その場合は薬などを使って退治してください。
ティアレアの歴史
北アメリカを生息地とする植物です。ウェリー種やコルディフォリア種などを原点として様々な園芸品種が生み出されてきました。東アジアにも1種類生息し、日本にも自生しています。日本での呼び名はズダヤクシュです。近縁のヒューケラとの交配種も作出されていて、それらはヒューケレラの名で出回っています。
ヒューケラとティアレアは互いに良く似ていますが、ヒューケラの花がスズランのようなつぼ型なのに対し、ティアレアの花はふわふわとした穂のような形をしています。ヒューケラは暑さにやや弱く、真夏は日陰に近い場所を好むのに対し、ティアレアは半日陰でも十分夏越しをするので、ヒューケラよりも夏越しがしやすいといえます。暑さ寒さに強く日陰にも強いので、適応できる範囲が広く、日本の至る所で育てることの出来る植物です。
ティアレアの特徴
北アメリカ原産のユキノシタ科、ティアレア属の多年草です。学名はTiarella。英名は:bouvardia、formflower、和名はズダヤクシュ。花時期は4~5月、草丈は30~50cm。薄いピンク色の小さな花をたくさんつけた、穂状の花を咲かせます。ふわふわとした可憐な花は、控えめながらも存在感があります。
斑が入る葉の形にも特徴があり、ギザギザとした姿で品種によって異なる魅力を持ちます。その美しい葉は、花のない時期も私たちの目を楽しませてくれます。日陰に強いため、日差しの弱いやや暗い場所でも育つことが出来、シェードガーデンなどにも利用されます。日差しの弱い場所で見る淡い色のお花は、まるで光を放つようです。
育てる植物を選ぶ日差しの弱い場所の中、日陰に強いティアレアはとても重宝します。洋風にも和風にもしっくりと溶け込むので、育てる場所を選びません。とても丈夫な植物なので、植えっ放しのできるありがたい植物です。美しい葉は寄せ植えなどでもその魅力を発揮します。
ティアレアの品種には、‘スプリングシンフォニー'、‘ニンジャ'、‘クロフェーザー'などがあります。どの品種も、薄いピンクの可愛らしい花が咲きます。‘スプリングシンフォニー'、‘ニンジャ'は、切れ込みの深いヒトデ型の斑入り葉で、‘クロフェーザー'は丸葉です。今ではたくさんの品種が生み出されていて、それぞれに葉の色合いが違ったり、入る斑が違ったりします。冬に紅葉する品種もあり、草丈等も異なるので、育てる品種をよく調べてから栽培することが大切です。
花の育て方など色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:ダイモンジソウの育て方
タイトル:ウツギの育て方
タイトル:アスチルベの育て方
タイトル:タンチョウソウの育て方
タイトル:アサリナの育て方
タイトル:カリブラコアの育て方
-
-
きゃべつの育て方を教えます。是非、挑戦してみて下さい。
きゃべつは涼しい所を好み低温に強い作物です。また、冬を越して作られる品種は甘みが強く、生食でも加熱しても食べる事が出来ま...
-
-
観葉植物の上手な育て方
観葉植物の上手な育て方とは、まず定番で簡単なものからチャレンジしてみると栽培しやすいです。場所を選ぶのが大切なポイントで...
-
-
ハナニラの育て方
ハナニラは別名セイヨウアマナやアイフェイオンといいます。原産地はアルゼンチンで、生息地は南米メキシコからアルゼンチンの辺...
-
-
ヘリコニアの育て方
ヘリコニアは単子葉植物のショウガ目に属する植物です。大きく芭蕉のような葉っぱから以前はバショウ科に属させていましたが、現...
-
-
リトープスの育て方
この植物についてはハナミズナ科とされています。同じような種類としてメセンがあり、メセンの仲間としても知られています。園芸...
-
-
レウイシア(岩花火)の育て方
スベリヒユ科であるレウイシアと呼ばれる植物は、原産が北アメリカであり学名はLewisiacotyledonで、この学名は...
-
-
ハナカイドウの育て方
ハナカイドウは、原産は中国です。「カイドウ」と呼ばれることもあります。中国では華やかな花を咲かせると言うことから、古くか...
-
-
オンファロデスの育て方
オンファロデスは、ムラサキ科、ルリソウ属(ヤマルリソウ属)です。オンファロデスは、北アフリカやアジア、ヨーロッパなどが原...
-
-
ハンネマニアの育て方
ハンネマニアはケシ科ハンネマニア属の多年草です。別名、メキシカンチューリップポピーとも呼ばれています。名前からも分かると...
-
-
チューベローズの育て方
チューベローズはリュウゼツラン科であり学名をポリアンテスツベロサと言い、球根に由来するラテン語となる塊茎状のツベロサの意...
北アメリカを生息地とする植物です。ウェリー種やコルディフォリア種などを原点として様々な園芸品種が生み出されてきました。東アジアにも1種類生息し、日本にも自生しています。日本での呼び名はズダヤクシュです。近縁のヒューケラとの交配種も作出されていて、それらはヒューケレラの名で出回っています。