プルンバゴの育て方
育てる環境について
日光が良く当たる場所が適しています。暑さには強いですから、日当たりが良い場所を選ぶと良いでしょう。日当たりが悪くてもすぐに枯れてしまうことはありませんが、花があまり多くつかなくなることがありますから注意が必要です。花が少ないと思ったら日当たりの良い場所に鉢を移してやると良いです。
庭植えをすることもできて、庭植えをする場合にも日当たりの良い場所を選びます。成長すると株はかなり大きくなりますから、広い場所に植えるようにした方が良いです。鉢植えにする場合、少し大きめの鉢を用意します。プルンバゴは根の成長も強いですから、根詰まりしやすくなります。
根詰まりすると弱ってきますし、根腐れ多の原因になることもありますから注意が必要です。春先に植え替えをするなどして対応します。ブルンバゴは高さ3メートルくらいにまで育てることができます。大きく育てて樹形を楽しむのも良いですし、小さくコンパクトに育てるのも良いですが、
どちらの場合にも込んできた枝を透いてやることは必要です。風通しが良くなるように、透かして剪定をしていきます。込みすぎた枝を強く剪定したとしても、すぐに回復して生えてきます。すべての芽を取ってしまうような剪定は良くありませんが、
適度に透かしていくだけなら花を楽しむことができるでしょう。風通しが悪い場所で育てると害虫が発生することもありますから注意が必要です。特に、カイガラムシが発生するとやっかいですから、風通しの良い場所を選びます。
種付けや水やり、肥料について
植え付けは春先に行うのが理想的です。4月から6月くらいに植え付ければ良いです。また、鉢植えの場合にはこの時期に植え替えをすると良いです。ブルンバゴは成長力が強く、旺盛に伸びますから根詰まりを起こしやすい傾向があります。根詰まりを起こすのが良いはずはありません。
春先には植え替えをすると良いです。株分けを仕手株を小さくするのも良い方法です。肥料は成長に応じて与えると良いです。春から秋の間は成長期に当たります。この時期には緩効性肥料を施しておくと良いです。特に肥料の種類を選ぶわけではありませんから、
市販されている緩効性化成肥料を規定値通りに施しておくのが良いです。開花している期間には寄り多くの栄養を必要とします。ですから、この時期には週に1回程度、液体肥料をやると良いです。こうすることで花をより美しく楽しむことができるでしょう。
水やりについては、鉢の表面が乾いてから水を与えるというようにして、水切れを起こさないようにします。特に開花しているときには成長が著しく、水分を多く必要とします。この時期には水切れを起こしやすいですから、そうならないようにこまめに水やりをするのが良いです。
冬は成長が抑えられますから水をあまり必要としません。水を全くやらないのは良くありませんが、乾かし気味にして管理をするくらいで十分です。庭植えの場合には、根付くまでは水やりが必要ですが、しばらくすれば水やりをする必要はほとんどありません。
増やし方や害虫について
ブルンバゴは挿し木で増やすと増やしやすいです。4月から9月の間が成長する時期です。この時期に、新しく伸びてきた枝を切り取ります。長さとしては7センチから8センチくらいあると良いでしょう。これを衛生的な土壌に挿してたっぷりと水をやっていれば、やがて発根します。
こうすることによって容易に増やしていくことができます。乾燥には気をつけなければなりませんから、強い日差しのあるところは適していません。しばらくは明るい日陰で育て、発根してから植え替えて土壌に移しましょう。また、株が大きくなってくれば株分けで増やすこともできます。
鉢植えの場合、1年に1回は植え替えをした方が良いですが、このタイミングで株分けをして増やしていくのが良いです。病気になることはあまりありませんが、カイガラムシやハダニなどの害虫がつくことがあります。特にカイガラムシには注意が必要です。
カイガラムシが発生する原因となるのが風通しの悪さです。風通しの良い場所におくことも必要となりますし、また混み合った枝を透かしていくことも大事なことの一つです。枝がぐちゃぐちゃしてきたら、不要な枝を透かしていくようにして、
風通しを良くしていくとカイガラムシが発生する可能性を低くできます。ハダニは乾燥したときに発生しやすくなりますから、夏の暑い時期には注意が必要です。発生すれば園芸用の殺虫剤を用いることで駆除できます。見つければすぐにでも駆除するようにしましょう。
プルンバゴの歴史
プルンバゴは南アフリカを原産とする低木です。熱帯植物に分類されます。日本語名としてルリマツリと言われることがあります。「ルリ」は青色の花を咲かせることからで、「マツリ」はジャスミン(茉莉花)のような花をしているからだそうです。
主な原産地は南アフリカです。生息地は南アフリカだけではなく、東インドなどもあります。品種によって原産が異なっています。最も有名なものがインペリアル・ブルーです。青い色が強く出ている品種で、鮮やかな花をつけると言うことから人気を集めています。
東インドや南アフリカに生息しているアカマツリも有名な品種です。花がドーム状に集まるのではなくて、長い穂を作ります。入手するのは難しく、また開花の難易度も高いですから、日本ではあまり育てられていません。品種改良によって花の色が白いアルバという品種も手に入れることができます。
園芸品種として色々なものがあり、日本ですでに栽培されているものは育て方の難易度はあまり高くはありません。熱帯の植物で、熱帯や亜熱帯の庭園ではよく見かけます。日本の環境でもうまく成長できるようで、旺盛な成長力を見せます。
熱帯植物はいくつも日本にもたらされていますが、その中でも育てやすいために、多くの人に好まれるようになったと考えられます。他にも、花を楽しむことのできる期間が非常に長く、花を楽しむために園芸を行っている人にとっては、栽培に適した植物だと考えられます。
プルンバゴの特徴
プルンバゴは熱帯の植物の一つで、青色の花を咲かせます。花の開花期間は長く、初夏から晩秋まで次々と花を咲かせますから、花を楽しみたい人にも適しています。低木で、高さは30センチくらいのものから3メートルくらいになるものもあります。
育て方によっては大きくすることもできますが、大きくしすぎると管理の手間がかかります。フラワーアレンジメントなどにも用いられます。原産は南アフリカですから、日本の気候とは少し違うように思うかも知れませんが、日本の気候になじんで初心者でも育てやすいです。
もとの生息地では1年中花を咲かせますが、日本の冬の寒い気候では花をつけないという特徴があります。暑さには強く、耐寒性は普通にありますから、花をつけなくなったとしても冬を越すことはできます。昔は「ルリマツリ」という名前で竜津することが多く、
現在でもルリマツリと言われることもあるようですが、最近ではプルンバゴ、あるいはプルンバーゴという名前で流通していることが多いです。鉢植えでも庭植えでも育てることができます。鉢植えで楽しんでいる人もいるようですが、手間を考えれば庭植えのほうが楽でしょう。
庭植えにしておけば日本の環境でも元気に育ちます。基本的には草本ではなくて木本ですから、大きく成長します。小さい花を楽しみたいのなら、適度に剪定していくことが必要です。大きくなる前に剪定をして、樹形を小さくまとめていくようにしましょう。
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プルンバゴは、イソマツ科、ルリマツリ属(プルンバゴ属)となります。また、和名は、ルリマツリなどと呼ばれています。プルンバゴは南アフリカを原産とする低木です。熱帯植物に分類されます。日本語名としてルリマツリと言われることがあります。「ルリ」は青色の花を咲かせることからで、「マツリ」はジャスミン(茉莉花)のような花をしているからだそうです。