クリサンセマム・パルドーサムの育て方

クリサンセマム・パルドーサムの種付け
クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)の種付けは、9月中旬ごろから10月上旬ごろにかけて行います。種付けするのではなく苗を購入して植え付ける場合は、12月ごろから2月ごろまでが適したタイミングです。発芽する種の数は年によって違いますが、だいたい全体の半分ほどが正常に発芽します。
そのため種は少し多めにまくように心がけると十分な数が期待できるのですが、市販の種を購入する場合、種の数が少ないため管理が必要となります。より確実に多くの種を発芽させるには、まず種を浅鉢にまき、覆土はしないか、もしくは種が隠れる程度に覆土して鉢底から吸水させる方法を取ります。土はあらかじめ粒状肥料を混ぜ込んだものを用意しておきます。
ただし、クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)はもともと他のガーデニング用の草花と比較して強健な品種です。こぼれ種でも発芽して数を増やすことができますし、雑草の中でも丈夫によく育ちます。そのため、種がたくさんある場合は種付けの際の管理を徹底して行う必要はやや薄いといえるでしょう。
日当たりがよく、強い風の吹きつけない場所に植えて、発芽後は土を乾き気味に管理します。本葉が5~6枚出たところで鉢上げし、厳寒期に植えつける場合は、植えつけから2週間後ぐらいまでは不織布などで軽く防寒対策をしましょう。
クリサンセマム・パルドーサムの育て方
クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)の栽培は、高温と過湿に注意を払うことが重要なポイントですが、育て方自体は比較的たやすい部類に入るでしょう。押さえておくべきポイントは、水やりと肥料の基本的な注意点です。
育て方のポイントは、暑い時期か寒い時期かを問わず、水やりを控えめに行わなければならないということです。発芽するまでは水を切らさないように注意しますが、発芽後は過湿を避けることが栽培する上で気を付けなければならないポイントとなります。土を乾燥気味に保つことによって、過湿による根腐れを防止することができるのです。
このように水やりは少ない頻度で問題ありませんが、肥料は欠かさず施す必要があります。クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)は花が休みなく開花する品種なので、長い期間きれいな花を楽しむには、定期的な施肥が必要です。植え付け時に粒状肥料を混ぜ込んだ用土を準備しましたが、そこから肥料切れを起こさないよう気を付けなければなりません。
粒状肥料を追肥として使用するほか、液体肥料を希釈したものを2週間に1回程度、水の代わりに施す方法もあります。クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)の育て方は、水やりは少なく、肥料は切らさないように十分与えるというのが基本です。
栽培する上での注意点
高温多湿を避けることが重要な課題といえます。日本では6月を過ぎたくらいの高い気温になると、クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)は成長がゆるやかになり、やがて枯れてしまします。本来は多年草である品種ですが、高温に弱く夏を越すことが難しいため、日本では事実上一年草として栽培することになります。
そのため、もし次の年もガーデニングを楽しむのであれば、枯れるときに種を集めておく必要があります。種を採取できるため、増やし方は難しくありません。2年目以降は苗や種を購入しなくても栽培できるようになります。丈夫で増えやすいという特徴があるので、花の周りにこぼれた種から自然に発芽して増えることもあります。
育て方を間違えなければ春先から初夏までの長い期間、花を楽しむことができますが、過湿によって根腐れを起こしてしまうと花が咲く前に枯れてしまうことがあります。土が乾いたらたっぷりの水を、という草花は多くありますが、クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)に関しては土の乾燥に過剰な心配をする必要はありません。
むしろ少し乾いたくらいの状態をキープすることが、栽培を成功させるポイントです。日当たりのよい場所ほど丈夫に成長しますが、この日当たりの状態によって見た目も大きく変わることがあります。見た目の美しい状態にまで育てるのであれば、より日照時間の長くなる方が好ましいといえます。
もし日陰に植え付けてしまった場合、日当たりのよい場所で育つクリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)と比べて、ひょろひょろと縦に伸び上がってしまいます。さらに、花の大きさも通常のものより小さくなってしまうため、満開時でも葉の茂った印象の方が強くなってしまうのです。
本来ならば、満開時には白いカーペットのようにたくさんの花をびっしりと咲かせガーデニングを盛り上げてくれる品種なので、日当たりの良しあしはしっかりと吟味するべきでしょう。
クリサンセマム・パルドーサムの歴史
クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)は、キク科フランスギク属に分類される半耐寒性多年草です。ただし、高温多湿に極端に弱い性質を持つことから、日本国内では基本的に一年草として扱われています。
原産地は、南ヨーロッパやアルジェリアなどの北アフリカとされています。クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)は、比較的強壮で雑草の中でも育ちやすいことから生息地は広く、地中海沿岸に多く見られます。
日本に輸入されたのは1960年代になってからですが、日本の気候は夏場に湿度、気温ともに高くなるため、クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)を多年草として育てるのは輸入された当時から現在まで難しかったといえます。そのため、日本では多年草としてではなく一年草として広まりました。現在は、12月ごろから初夏ごろにかけて花をつける、冬のガーデニングになくてはならない存在として親しまれています。
クリサンセマム・パルドーサムの特徴
クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)は、マーガレットによく似た白い花と、黄色の芯の管状花を持っています。ガーデニングをしたことがない人でも、おそらく一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。非常にポピュラーで広く育てられている品種です。草丈は15センチメートルから25センチメートルほどに成長し、満開時には株を覆うほどに白い花を咲かせます。
クリサンセマム・パルドーサムは旧学名またはシノニムの表記で、いうなればこちらが品種そのものの正式な名称ということになりますが、あまり日本では一般的な表記ではありません。むしろノースポールやスノーランドという名称の方が広く認知されています。ノースポールもスノーランドも、どちらも種苗会社の商品名です。
しかし、種苗登録がされていない関係から、日本では商品名の方が有名になっており、ノースポールやノースポールギクなどと呼ばれています。春先から初夏にかけてのガーデニングの定番として、ヴィオラやパンジーとともに有名になっていますが、クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)は高温多湿を苦手としています。
そのため、雑草まじりの環境でもすくすくと育つ強さが魅力的な品種であると同時に、日本においては梅雨時期や、年間通しての日当たりと水の管理が必要不可欠なデリケートさを併せ持つ品種となっています。
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