ビオラの育て方

ビオラの育て方

ビオラの生息地は世界中に広がっており、温帯地帯に500種ほどが自生しているとされ、私たちにとってもっとも身近な植物の一つです。もともとの原産はヨーロッパのスミレであるビオラコルヌータ種を中心として園芸種に品種改良されたものです。ピレネー地方には多くのすみれの原種があり、これを元にパンジーなども品種改良されてさまざまな種類が誕生しました。

ビオラの育て方・植え付け

この花の入手方法はビニールポットで購入される方が多いでしょう。12月になるとガーデニングショップの店頭には色とりどりのこの花のビニールポットが並びます。このようにポットで入手した株はできるだけ早く植えつけるのが基本ですが、これから寒くなる12月などの時期には庭に直植えをせずに、霜を避けてコンテナで栽培するのが良いでしょう。

コンテナなら移動させて日当たりのいい場所で株が充実するまで育てることができます。こうして一旦休ませて力を蓄えた株を、本格的な寒さが来る前に庭に植え付けましょう。こうしたワンクッション置いた育て方をすることで、しっかりとした花をたくさん咲かせることができるようになります。

ビオラ栽培の際の施肥

植え付けをする際には腐葉土と赤玉土をミックスした用土を使います。水はけが良い土地を好みますので、赤玉土を多めに入れて植え付けましょう。植え付け時には培養土につぶ状の肥料を入れて均等に混ぜ合わせることで花付きを良くします。つぼみが付き始めたら一週間に一回液肥を与えて体力をつけさせましょう。

液肥を定期的に与えることで、花期を長くすることができ、次々と花が付きます。育て方と管理の方法で注意することは日当たりのいい場所に植え付けるということです。日当たりを好みますので日陰に植え付けてしまうと花つきが悪くなってしまったり、霜にやられて枯れてしまうこともあるので注意が必要です。

基本的に寒さに強いので冬場でも屋外、地植えで管理できるのですが、冷たい風が直接当たるような吹きさらしの場所では立ち枯れしてしまうことがあるので注意が必要です。雪が降ってもその下から花を咲かせる強さを持っているので、寒冷地でも花を咲かせることができます。

育て方のポイントが水やりです。水を好む植物ですので、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。ただし冬季に植え付けをする花ですから、夕方に水やりをしてしまうと、その水が夜間凍りついてしまうことがあり、葉や根を傷めてしまうので注意します。可能な限り午前中に水やりをするのが強い株に栽培するためのポイントになります。

水遣りの際、一週間に一度液体肥料をやることで花付きをアップして、花期を長くすることができます。ビオラは開花後に茎がスッと伸び上がり姿が乱れてしまいがちになりますので切り戻すことでコンパクトな樹形にとどめることができます。こうして切り戻しをすることで再び花芽がつき、花を楽しむことができるようになります。

ビオラの種付け栽培と病害虫

この花は種付けをして栽培することができます。花が咲いたあとに花殻つみをすることで、株を弱らせずに再び花を楽しむことができますが、種をとって種付けする場合には花殻をつまずにそのまま付けておきます。すると実が熟して種ができますのでその種をとって保管することで種付けができるようになります。

花にティーパックなどの袋を被せて置くことでこぼれずに回収することができます。また花殻つみをせずにそのまま放置することで種が自然にこぼれて周囲に小さな芽が出てきますので、自然にこの花を増やしていくことができます。ナチュラルなガーデンを目指す方はこのようにこぼれ種で増やしていくのも良い方法です。

この花は虫が好むので病害虫の予防は欠かせません。できるだけ風通しの良い場所に間を開けて植え付けることで、うどんこ病などの病気の発生を抑えることができます。乾燥しすぎても株が弱ってうどんこ病にかかりやすくなってしまうので注意しましょう。こうした病気も殺虫殺菌剤を噴霧することで解消することができます。

うどんこ病になる前に予防的な意味で散布するとうどんこ病を防ぐことができます。植え込みをする時にオルトランなどの浸透性の殺虫剤を使うことで、アブラムシなどの害虫を遠ざけることができます。付いてしまったアブラムシにはやはり殺虫殺菌剤を散布することで対峙することができます。またナメクジも付きやすいのでナメクジ専用の殺虫剤を撒くことで撃退することができます。

もし一晩でビオラの葉がたくさん食われてしまった場合にはヨトウムシの可能性があります。昼間は姿を隠して夜に葉を食害するので、昼間探してもなかなか見つからずに薬液を散布しても退治することは難しいのです。オルトランなどの浸透性の殺虫剤を使うことで、ヨトウムシの被害から守ることができます。

コンテナで楽しみたいビオラ

ビオラの魅力はコンテナで寄植えをする時に、ほかの植物を引き立てるコンパニオンプランツとしての働きをしてくれるということです。草丈が低いこの花は、コンテナの手前に植えて、奥に背の高いミニバラやシクラメン、ムスカリ、スイセンなどの春の花を受けることで、華やかなコンテナを作ることができます。

ビオラの歴史

ビオラの生息地は世界中に広がっており、温帯地帯に500種ほどが自生しているとされ、私たちにとってもっとも身近な植物の一つです。もともとの原産はヨーロッパのスミレであるビオラコルヌータ種を中心として園芸種に品種改良されたものです。ピレネー地方には多くのすみれの原種があり、これを元にパンジーなども品種改良されてさまざまな種類が誕生しました。

特にビオラは花径がパンジーに比べて小さく原種に近い分、丈夫で花付きがいいと言われています。この名前はギリシャ語のイオンというのが語源で、ギリシャ神話における神々の父、ゼウスが少女イオのためにスミレの花を咲かせたという神話に基づき名付けられました。

ギリシャ語でスミレや匂いアラセイトウを指す言葉がビオラとなり、日本では三色すみれという和名が付いています。大変古くから親しまれている花で、可憐なその姿から女性からの人気も高く、春のガーデニングプランツの定番となっています。

ビオラの特徴

スミレ科の花は大変背が低く、可愛らしい姿を持っているのでもともと人気が高いのですが、この花はさらに花径が小さく可憐なので、どのような植物にも合うコンパニオンプランツとしてとても優秀です。

花径は2センチから4センチと小輪で、花径が4センチ以上のものをパンジーと呼びますが、近年はこの花は大きく品種改良されて大輪系が誕生している上に、小花のパンジーなども出回っているため、見分け方が難しくなっているという点があります。

極めて強く花付きがよく、きちんと花殻を摘んで施肥をしてあげれば、早春から初夏まで咲き続けるという強健さが特徴です。花色が豊富で知られており、原種に近いむらさきや黄色の他にもピンク、白、オレンジ、褐色色、赤など実にさまざまなカラーを楽しむことができます。

霜にも強いので冬場の地植えにも耐えるという頼もしい植物です。地植えはもちろん背が低いので鉢植えにしたり、ハンギングとして楽しむこともでき、コンテナ栽培の応用が広がる品種です。草丈は15センチから20センチと小さめで、花期は12月の冬場から5月にかけて長い期間咲き続けることができます。

ガーデニングには欠かせない愛すべき品種で、そのカラーの豊富さから、ホワイトガーデンやローズガーデンのイメージを作るコンパニオンプランツとしても高い人気があります。種がこぼれて、独自で増えていくのも魅力の一つで自然に庭を彩ってくれます。カラーバリエーションも豊富なので、庭のイメージに合わせた彩り豊かな寄植えを作ることができます。

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