カツラの育て方

カツラの育てる環境について
生育場所は日当たりのよい場所か半日陰の場所です。湿度の高い、谷や池・沼・湖の近くといった場所で生育する植物ですので、乾燥には強くすぐ枯れることはありませんが、強い乾燥にはさすがに枯れ始めてしまいます。 潮害にはやや弱いですが、耐寒性、耐火性に優れています。
また夏の日差しが強すぎると葉が焼けてしまい、落葉する可能性があります。土は湿り気のある土を好みますが、乾燥している土でも十分に育ちますので土選びは必要ありません。基本的には日当たりの良い場所が良好な環境で比較的栽培しやすい樹木だと思います。
家の部分に配置するとしておすすめの場所としては、庭のメインとなる部分に植えるのが良いと思います。春の新緑と秋の紅葉を体験できまたそれが美しいので庭を飾る樹木となるはずです。育て方にこだわりがなくともどんどんと大きな樹木になるので近くに他の建物があったりすると、
邪魔になり問題になってしまいますので注意して植えます。大きく成長するのでその姿をイメージして植えないと、手入れが大変になる可能性があります。また、植えこむ際に水が溜まっているような所は避けないと根が腐る原因になりますので注意が必要です。
どうしても水が溜まっているその場所に植え込まなければならない場合、まず必要な分の土壌の入れ替えをし、水のはけ口を確保することが大切です。通気を良くし、水はけの良い環境を作ることが大事ですが、乾燥が激しくなってしまいますのでそこには注意は必要です。
カツラの種付けや水やり、肥料について
植え込み時期は基本的に11月~2月の落葉時期ですが、あまり寒い場合、植え込みをすると傷みやすいため、寒い地域の場合気温が暖かくなってから行うほうが良いかもしれません。また、その場合によっては11月~2月の時期にも限らず植えこんでもかまいません。
植え付けは庭の土に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、湿り気のある土にしてから植えるようにします。根に麻布が撒いてある場合、外してから植え付けをします。仮植えの場合、麻布は外さず植えます。 水やりは元々街路樹として植えられる木ですので、雨に任せてよいと思いますので、
水やりという水やりは基本的に不要です。ただし雨が全然降らないなどの天候が続いている場合くらいに水をあげると良いと思います。その場合は早朝か夕方に行うべきです。湿る程度程度で良いので幹や葉っぱにも水を与えるほうが良いです。
夏での水のあげすぎは禁物で葉焼けしてしまう可能性があるので避けたほうが良いと思います。ただし葉っぱが緑色の生育期に葉っぱから甘い香りがしたら、それは水が足りないサインですので水を与えるとよいです。肥料は基本的に1月ごろに有機質肥料を根元周辺に埋めておけば、
そのほかに必要はありません。お手入れも自然な状態でとても美しいので、枯れたり、混みあって重なっているものなどの不要な枝を切る程度で充分になります。もし太い枝を切った場合は、そこから雑菌が入らないように、切り口に癒合剤を塗っておきます。
カツラの増やし方や害虫について
増やし方としては9月ごろの熟した果実からタネをとりまきし、乾かさないように密閉できる容器に入れて涼しい場所である冷蔵庫で保存し、来年の4月頃に清潔な土にまき、芽が出るまで水を与えます。害虫などに侵されている場合には早めの消毒をおこないます。
その簡単な予防策の一つですが、オルトラン粒剤などを根元に散布すると良いと思います。根元の手入れを怠ると、害虫に侵されやすくなります。発生しやすい虫害としては、葉っぱの裏にフシダニが寄生し、赤いコブを作ることがあり、見た目が悪くなる被害があります。
また、ハダニやアブラムシがつきやすいです。また枝や幹の内部を食い荒らすテッポウムシが出ることがあります。もし害虫によって葉が枯れさせられたり、食われてしまった葉は見た目は悪いもののカツラに対しての悪影響はありません。
しかし早くして葉がなくなった細い枝先は死んでしまっていることもありえます。しかし害虫被害といってもカツラの場合は人間が神経を尖らせてまで害虫対策を行わなくても大丈夫です。ただしカツラに問題はなくとも人間に被害があった場合は対処が必要になりますので、
その場合は害虫に殺虫剤を利用するなどをし、注意をする必要があります。具体的には殺虫剤のスミチオンは直接虫に当てたり、薬がかかった葉っぱを食べて殺すものです。しかし元々カツラは落葉樹で、食べられた葉も勝手に落葉しますので葉っぱを気になさる必要はありません。
カツラの歴史
カツラは日本特産の植物で大昔である太古第3紀の頃から存在します。日本とアメリカに多く繁茂していましたが、次第にアメリカにあるカツラは絶滅し、日本原産になりました。カツラは昔から桂と漢字で用いられるが、漢字の起源である中国に同様の植物はないため、中国起源ではありません。
古くからある植物でありながら、中国での資料が少ないというのもあり、桂の由来は完全には不明とされています。しかし文献としては古事記の天若日子で初めて登場し、天空から降りていく際の目標として巨大なカツラの木が描かれています。
古事記という神様の古典で登場するだけにカツラの木は神聖な木として描かれ、神の依り憑く木とされています。そのためカツラは檀材、つまり仏像を掘る素材として使われていて、これら古事記にもある日本古来の時代からカツラは神聖であるという考えの根拠となっています。
しかし古事記には一切「桂」の漢字は使用されてはいません。また日本古くから存在する遊戯、つまり囲碁将棋に素材として使われています。具体的には囲碁・将棋盤で、その素材にはカツラが使用されています。また高級な囲碁将棋盤にはカヤの木が使われていることが多いです。
それから江戸時代にドイツの医学者シーボルトが日本に訪れ、数々の日本の特産品に興味を注いだシーボルトはカツラに属名を名付け海外に持ち帰り、世界的に広め、知られるようになりました。英語名でも日本語的でわかりやすく、カツラ・ツリーと呼ばれています。
カツラの特徴
葉っぱの形が特徴的なハート型で可愛らしさがあります。幹は真上に伸び、大きな樹木に育ちます。春での新緑、秋の黄色の葉は色鮮やかで、枝は幹から鋭く沿っており、樹冠がほうきのような形に見えるので、遠くから見てもすぐに見分けることができます。
5年で2メートルくらいに育ち、大きいものになると樹高30メートル、直径2メートルにもなる大きな樹木です。その葉っぱからはキャラメルのような甘い匂いがあり、樹木の中では成長が早い方です。生息地は本州、四国、九州に広く分布していて、庭や公園に庭樹、街路樹として植えられています。
海外では朝鮮と中国にも自生しています。平地では北海道に多く育っています。また本州以南の山地では細い幹の株立ちも見られます。湿気のあるところを好み、河辺などに多く大木を見かけます。カツラの大木は、どちらかと言うと単独の幹が太くなるというよりも、
主幹が存在しても根元から複数の枝が出てほうきのような形を作り太く見えます。枝の先端の芽が発達せず側芽が伸び、枝分かれしていくためです。材質は緻密で均質のため、彫刻材や鋳物の木型、引出しの側板などに利用されてきました。また古来から仏像に多く用いられ、
東北地方の仏像はカツラ材を使ったものがほとんどです。建築に対しても使われ、家具、造船などにも利用されてきています。また「香の木」という別名もあり、独特の香りがあることで知られています。落葉は醤油のような香りがし、加えて甘い香りを持ちます。
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