家庭菜園でサヤのインゲンの育て方

家庭菜園でサヤのインゲンの育て方

サヤインゲンには、つるあり種とつるなし種があります。つるあり種は、つるが1.5m以上に伸びますし、側枝もよく発生するので、緑のカーテンとしても利用できます。かつての品種は調理前に筋を取る必要がありましたが、現在流通している品種はほとんど筋が気にならないようになっています。

サヤインゲンの育て方

サヤインゲンの種まきは、4月下旬~7月下旬まで可能です。まき方は、直まきとポットまきの2つの方法があります。直まきをする時は、幅60cmの畝に株間35cmで2cmの深さの穴をあけ、1ヶ所につき2~3粒種をまきます。

ポットまきをする時は、培養土を入れたポリポットに種を3粒ずつまき、育苗した後に畑に植え付けます。幼根はへその近くから出るので、種をまく時はへそが下になるようにします。1週間くらいで発芽するので、生育の良いものを残し、他は間引きます。

こちらのさやいんげんの育て方も詳しく書いてありますので、凄く参考になります♪

サヤインゲンの土作り

土作りは種まきの2週間前までにしておきます。元肥の目安は、1平方メートル当たり完熟牛ふんたい肥2kg、粒状肥料50g、苦土石灰150gです。サヤインゲンの栽培は、庭植えができない場合は大型のプランターでも可能です。その場合は、1プランターに2株が目安となります。プランターで育てる場合は、つるなし種の方が育てやすいです。

つるあり種は20日くらいでつるが伸びてくるので、支柱を立ててネットを張り、誘引します。つるなし種の場合は、草丈が20~30cmくらいになったら支柱を立て、倒れないように茎をひもで結びます。

サヤインゲンの栽培時の注意点

水やりは、土の表面が乾き始めたら多めに行います。特に、開花してからは水切れを起こすと、花が落ちたり、サヤが曲がったりしやすくなるので、水を切らさないように注意が必要です。

草丈が20cmくらいになったら追肥を与えます。その後は、様子を見ながら2週間ごとに追肥を与えます。ただし、肥料が多過ぎるとつるボケを起こして実付きが悪くなるので、追肥を与え過ぎないように注意が必要です。生育が良い場合は追肥は必要ありません。

病害虫対策として、アブラムシにはベニカマイルドスプレーやアーリーセーフ、マラソン乳剤等を散布し、コガネムシ類の成虫やカメムシ類、マメシンクイガにはマラソン乳剤を散布します。

開花してから10~15日経ち、さやの長さが12~15cmくらいになったら収穫できます。収穫が遅くなると、実が硬くなってしまいますし、株が弱るので、こまめに収穫することが大切です。

つるあり種は、収穫までに2カ月ほどかかりますが、収穫期間が2カ月半と長く、収量も多くなります。それに対し、つるなし種は、1ヶ月ほどで収穫できますが、収穫期間は半月ほどしか無く、収量も少ないです。

インゲンの育て方など色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:インゲンの育て方

pixta_ninjin_01

ニンジンの上手な育て方について

ニンジンは、春まきと夏まきとがあるのですが、夏以降から育てるニンジンは、春に比べると害虫被害が少なく育てやすいので、初心...

pixta_kutenante

クテナンテの育て方

クテナンテは熱帯アメリカ原産の植物で、葉の色や模様などが特徴的な種類が多いことから観葉植物として栽培されています。熱帯ア...

pixta_dikkia

ディッキアの育て方

まだまだ我々日本人にとって馴染み深いとは言えない植物、ディッキア。数多くの種を保有する植物群のなかでも、かなり特徴的な形...

pixta_tatutasou

タツタソウの育て方

タツタソウ(竜田草)は別名イトマキグサや、イトマキソウ(糸巻草)と呼ばれているメギ科タツタソウ属の植物です。花色は藤紫色...

pixta_wederia

ウェデリア(アメリカハマグルマ)の育て方

ウェデリアは地面を這いながら成長が特徴の這い性のキク科の植物であり、常緑の多年草になります。原産地は中央アメリカから南ア...

pixta_tamagayaturi

タマガヤツリの育て方

タマガヤツリはカヤツリグサ科の一年草で、湿地帯に多く見られます。生息地は日本においてはほぼ全土、世界的にみても、ほぼ全世...

pixta_hego

ヘゴの育て方

ヘゴ科ヘゴ属のシダ植物です。野生種は最大7〜8m近くにまで伸びる熱帯性の植物です。日本では一般的には沖縄や鹿児島などの南...

pixta_hyoutan

ヒョウタンの育て方

ひょうたんの歴史について、ご紹介したいと思います。ヒョウタンは本来中国原産の植物で、日本に入ってきたのは、奈良時代前期だ...

pixta_himejaga

ヒメシャガの育て方

ヒメシャガはアヤメ科アヤメ属の多年草でシャガよりも小型になります。シャガとよく似ており絶滅危惧植物に指定されている耐寒性...

pixta_pakira02

パキラの育て方について

大鉢仕立てにすることもできれば、手のひらサイズのミニ観葉に仕立てることもできるので、いろいろな場所で目にすることができま...

スポンサーリンク

pixta_yuri

ユリ(百合)の育て方

ユリに関しては、北半球のアジアを中心に広く分布していると...

pixta_komakusa

コマクサの育て方

高山植物の女王とも呼ばれているコマクサは高山に咲く高山植...

pixta_himarayayukinosita

ヒマラヤユキノシタの...

ヒマラヤユキノシタとは原産がヒマラヤになります。おもにヒ...

pixta_yaburegasa

ヤブレガサの育て方

葉っぱから見ると種類が想像しにくいですが、キク目、キク科...