ラナンキュラスとコカブの育て方
ラナンキュラスの栽培での注意点
球根は小塊根の集まりで、集合頂部に芽が付いている為、植える際にはこの芽を傷めないようにする気遣いが必要になります。ラナンキュラスの栽培環境としては、冬期暖かく日照りの十分な所が敵地であり、やや耐寒性に劣る為に直接霜の当たらない軒下のような所で越冬させます。
また、寒害を防ぐ為にピートモスかバーク堆肥を株間に敷き込みます。排水性の良い保水力のある土を好みます。球根の根付時期は10月です。容器は直径12センチ鉢には1から2球、15センチ鉢には2から3球を浅く植えます。
培地は市販の培養土などを用いて、元肥は用土10リットル当たり40グラムくらいを混ぜておきます。植え付け後、上にピートモスを敷き詰めておき、2日から3日後に沢山灌水します。
しかしラナンキュラスの塊根は乾燥させて休眠しているので、急に水分を与えると腐る事があります。自然に水分を吸収させてから灌水する事がポイントです。追肥は2月下旬から10日に1回液肥を与えます。冬季は乾燥させないように、重鉢にして、周りにピートモスや水ごけを湿らせて詰めておきます。
コカブの育て方
次にコカブの育て方を説明します。コカブは球の直径4センチから5センチのカブであり、葉の部分もコマツナのように食べる事が出来るので重宝したい野菜です。
コカブの葉にはビタミンAとCが大量に含まれているので大いに利用すると良いです。時なしコカブ系統の品種が良く、早生金町・耐病ひかり・ヒメコカブ・みやまコカブなどがベランダで育てるのに向いています。
容器となる鉢は深さ15センチ以上のものがよく、箱ではポリトロ箱のB型が適しています。プランターは幅が広いものを選ぶ事が必要です。培地としては、市販の培養土などを用います。
コカブは1年中いつでも作れる野菜ではありますが、ベランダで特に作り易い時期は春の3月から4月と秋の9月から10月とされているので、コカブの種まきの時期はその頃を狙うのが良いです。
カブ類は涼しい気候を好む為、夏期はあまり育ちません。種は1晩水につけてからバラ蒔きます。覆土は種が見えなくなる程度に薄くして、手で軽く押さえて種と土をよく密着させます。更に新聞紙を乗せて、その上から十分に灌水します。
間引きを行なう際には、発芽後は新聞紙を取り除き、まずは本葉2枚から3枚の頃に3センチの間隔に間引きます。次は本葉4枚から5枚の頃に握り拳が入るくらいの間隔に1本とします。根の直径が3センチから4センチになったら収穫出来ます。
野菜や花の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:アネモネの育て方
タイトル:小カブの育て方
-
クラウンベッチの育て方
クラウンベッチはヨーロッパが原産であり、ツルの性質を持つ、マメ目マメ科の多年草です。また、日本におけるクラウンベッチの歴...
-
ハナミズキの育て方
ハナミズキは1912年に、当時の東京市がアメリカに桜を送った際に返礼として、日本に1915年にアメリカから白花種が寄贈さ...
-
植物の育て方や栽培方法についてのコツとは
老後の趣味やインテリアの一環として観葉植物を育てる方が増えており、それに比例して園芸店なども人気が上昇中となっています。...
-
ミカニアの育て方
こちらについては比較的身近な花と同じ種類になっています。キク科でミカニア属と呼ばれる属名になります。育てられるときの園芸...
-
キュウリの育て方について
キュウリは、夏を代表する野菜であり、カリウム・ビタミンC・カロチンなどの栄養素が豊富に含まれた野菜です。浅漬けにしたり、...
-
ヘメロカリスの育て方
ヘメロカリスの生息地はアジア地域で、原種となっているものは日本にもあります。ニッコウキスゲやノカンゾウ、ヤブカンゾウなど...
-
イオノプシスの育て方
イオノプシスとはメキシコ〜南アメリカなどを原産地とする多年性草本です。ブラジルから西インド諸島へと分布し、ガラパゴス諸島...
-
シンゴニウムの育て方
シンゴニウムとは、中央アメリカ〜南アメリカが原産のサトイモ科のツル性植物です。現在では熱帯アメリカを主な生息地として約3...
-
サフランの育て方
サフランは、西南アジアを原産とするアヤメ科に属する多年草です。香料、染料、薬、調味料など、古くから幅広く活用されている、...
-
エレモフィラの育て方
エレモフィラと言う植物は比較的最近になってもたらされた植物として知られています。オーストラリアを生息地としている植物であ...
ラナンキュラスは小アジア原産の小球根植物であり、花は花弁が重なり合って明るい光沢があり、ふっくらとした華やかな魅力を持っています。品種は園芸的な性質によって分けると4つの系統がありますが、実際は1重か半8重か8重咲きかで区別されています。