エンドウとツルレイシの栽培と種まき時期

サヤエンドウの育て方
サヤエンドウの種まきは関東地方では10月中から下旬、関西地方では11月上旬、北海道や東北地方の一部では3月下旬から4月下旬の春まきが最適です。サヤエンドウの種まき3週間前に苦土石灰を耕しておき、2週間前に元肥を耕すのが良い土つくりになります。
連作に弱い代表的な作物で、同じ畑に5から6年間に作付けしないように期間をあけておき、畝面には、地温上昇や防乾、雑草防止、アブラムシの侵入を軽減する有効な黒色ポリマルチをすることをおすすめします。
サヤエンドウの栽培は種を一晩中浸して十分に水に含ませたものを畝幅90センチから株間45センチ間隔で、一箇所につき3から4粒の点まきで、覆土を施します。
サヤエンドウの栽培時の注意点
草丈が7~8センチになった頃に生えそろったら、込んでいるところや育ちの悪いものを間引いて2本立てとし、茎や葉がか弱く風に振り回されやすい野菜なので、友育ちで寒風に耐えるように心がけます。サヤエンドウを間引きした苗は、豆苗として料理に利用できるのも特徴です。
サヤエンドウは日照不足によって結実不良を起こしやすい作物で、追肥を施す時期は、3月ごろが適切でネットを張ったり、草木灰やハイポネックスなどを使用してつるが伸び始めたら早めに支柱を立ててつるを誘引し枝を十分に伸ばします。
サヤエンドウは冬越しさせる野菜なので、種まきの時期が特に大切です。早まきして株が大きくなり過ぎると、冬に冷害を受けやすくなるから寒さで傷みやすくなります。
ツルレイシについて
熱帯アジア原産のつる性の野菜であるツルレイシまたはガーヤは、皮全体にイボがあり幼子果は緑色で、成熟すると赤色に変わります。夏の高温、乾燥にも強く病害虫もほとんどなく家庭内の栽培としてはとても作りやすいので、夏の端境期果菜として最適な野菜です。
ツルレイシの種まきは4から5月頃が適切で、3週間前に苦土石灰を全面に散布して耕し、元肥は1週間前に直径50センチの深さ30センチぐらいの穴を掘って土と一緒に混ぜて耕します。
家庭菜園の栽培では、草丈15センチ以上になれば長い支柱を立てるか、つるが良く伸びて繁殖するので日よけのために棚作り、垣根作り、アーチつくりがおすすめです。
発芽してからは、2回間引きを行ない一ヶ所に付き1本にします。ツルレイシの収穫は1株で数10個以上の実が採れることができ、7月中旬から降霜期までに行ないます。
エンドウ豆の育て方など色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も詳しく書いてありますので、凄く参考になります♪
タイトル:サヤエンドウの育て方
-
-
ノアサガオの育て方
ノアサガオなどの朝顔の原産地や生息地はアメリカ大陸で、ヒマラヤやネパール、東南アジアや中国南部という説もあります。日本に...
-
-
サンショウ(実)の育て方
学術的な系統では、ミカン科サンショウ属ということで、柑橘類に所属しているということも面白いですが、香料関係の植物は、この...
-
-
ポリゴラムの育て方
ポリゴラムはヒマラヤを原産とする多年草です。タデ科の植物で、別名でカンイタドリやヒメツルソバとも呼ばれます。和名のヒメツ...
-
-
シバザクラ(芝桜)の育て方
シバザクラは北米を原産とするハナシノブ科の多年草です。春先にサクラによく似た可愛らしい花を咲かせますが、サクラのような大...
-
-
セキショウの育て方
元々はサトイモ科に属していました。しかし実際の姿とサトイモの姿とを想像してみても分かる様に、全くサトイモとは性質が違いま...
-
-
カンナの育て方
原産地は熱帯アメリカで日本には江戸時代前期にカンナ・インディアカという種類のものが入ってきて、現在では川原などで自生して...
-
-
ナイトフロックスの育て方
ナイトフロックス(nightphlox)とは属名に「ザルジアンスキア」という名前を持ったゴマノハグサ科の植物です。原産国...
-
-
ミヤマクロユリの育て方
このミヤマクロユリは多年草になり、直立した茎の上部に細長い楕円形の葉を2~3段に輪生させており、茎の先に2~3輪の花を下...
-
-
ハツユキソウの育て方
ハツユキソウは背丈がおよそ1メートル程の高さに延び、その葉先に小さな花をつけます。白く色づく葉は花の回りにある唇型の葉で...
-
-
ヒメノカリスの育て方
ヒメノカリスはヒガンバナ科の植物で原産地は北アメリカ南部や南アメリカで、日本では一般的には球根を春に植えると夏には白く美...
エンドウの原産地は、エチオピアから中央アジアや中近東でさやを食べるサヤエンドウと、若い子実を食べるグリーンピースがあります。冷涼な気候を好み、エンドウの育て方で適温は20℃からマイナス4℃くらいまで耐えるけど、暑さには弱く28℃を超えてしまうと生育が鈍ってきます。