アボカドの栽培について
アボカドの栽培 種まき方法
今回は、アボカドの栽培についてご説明します。まずはアボカドの種まきの方法です。アボカドが発芽するには気温が20℃以上必要で、種まきには5~7月が適しています。また、種が冷えていると発芽しない場合があるので、できれば種まきに使うアボカドは常温保存のものを使ってください。
アボカドを食べるときに包丁でぐるっと一周させて種を取り出した場合、種に包丁の傷がつきますが問題ありません。心配な場合は、アボカドに切り込みを入れてスプーンなどで取り出してください。
取り出した種は、その日のうちに蒔きます。アボカドの果肉には発芽抑制物質が含まれているので、種はきれいに水洗いします。この時に、薄めた洗剤で油っぽさを取るように洗うとうまく栽培できます。
アボカドの栽培 種を植える向き
取り出した種は、赤玉土などの水はけがよく酸性で清潔な土に蒔きます。土は観葉植物用土でも大丈夫です。種の平らになっているほうから根が出るので、平らなほうを下、尖ったほうを上にして土にセットします。発芽までは1か月ほどかかりますが、この間土が乾かないように管理します。
樹高は鉢の大きさである程度コントロールできるので、小さめの鉢に蒔いて、発芽後に適した大きさの鉢に植え替えるといいでしょう。次に、発芽後の育て方についてです。幼木の頃は枝が折れやすいので、できれば支柱を立てて固定してあげてください。
栽培時の注意点
鉢とのバランスを考えて、ある程度の高さになったら摘心(先端部分を切り取ること)します。そうすることで脇芽が伸びるので側枝を増やすことができます。成木になるまでは切り詰め剪定を繰り返し、成木になったら日当たり、風通しがよくなるように込み合った枝を間引きます。剪定をするのは3~5月がいいでしょう。
その後は、葉がすべて下を向いて萎れたら水やりの合図です。こうなったら水をを与えます。その時の部屋の乾燥状態にもよりますが、大体1週間~10日おきです。水を与えると1時間くらいで、葉が元通りに持ち上がります。
アボカドは耐寒性が強い植物ですが、冬には室内に入れて5℃以上で管理します。気温が下がるようなら、ビニールで覆うなどして保温します。低温時に過湿になると根腐れを起こすので、冬場の水やりには注意してください。また、冬場に葉が全部落ちてしまっても、茎が生きていれば春にまた葉が出てきますので、
葉が落ちてしまったからといって捨てないようにしましょう。アボカドはなかなか丈夫な植物で、根元から折れてしまってもまた脇芽が生えてくる場合もあります。このようにアボカドはご家庭でも栽培することができますので、観葉植物として、話の種として育ててみてください。
観葉植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:アボカドの育て方
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