キアネラの育て方

育てる環境について
キアネラの育て方としては、次のようなことに注意してください。まずは、置き場所についてですが、これは日当たりの良い場所に植えましょう。耐暑性はかなり強いので、直射日光が強くあたるところでも問題ありません。そもそも南アフリカ原産です。また、一部の種類はオーストラリアを生息地としています。そのため、耐暑性については問題ありません。
しかしながら、その一方で、耐寒性がそこまで強くありません。そのため、冬の時期になったら、霜には注意が必要です。霜が直接あたらない場所に植えつけてあげることも大切です。軒下などが非常にお勧めの場所です。植え付けについては、夏から秋にかけて行うとベストです。つまり、9月から11月までに植え付けを行います。
そうすると、うまくいけば春頃の3月から4月頃には開花してくれます。植木鉢で育てたいという人は、球根はあまり深く埋めないでください。目安としては、球根の高さと同じくらい掘ってそこに埋めてください。ちなみに、戸外で育てる場合の球根の注意事項は、球根を少し深めに入れてあげてください。目安としては、球根の高さの2倍くらいの深さに植えるのが、一般的です。室内の置き場所に注意が必要です。
できるだけ日当たりの良いところに置いてあげてください。冬になったら、戸外で育てる場合と同じく、霜に注意してください。以上が、置き場所についての注意事項や育成のポイントになりますが、可能であれば、ビニールハウスで飼育します。それというのも、この植物は栽培方法が難しく、非常に繊細な植物のため、無加温のビニールハウスで育てるのがもっとも無難だからです。
種付けや水やり、肥料について
キアネラの栽培方法について、次の3点から言及していきます。つまり、水やり、肥料、種つけの3点からです。まずは肥料についてですが、これは特に必要ありません。ホームセンターに普通に販売されている液体肥料でかまいません。特に、成分についてはこだわる必要はありません。しかしながら、用土については次のようなものを使用するのがお勧めです。
つまり、赤玉をメイン成分としつつ軽石を少し混ぜたミックス用土を用いてください。過湿には非常に弱い植物なので、粒が大きめであれば、言うことありませんが、ホームセンターで販売しているもので、粒ができるだけ大きいものを選んでください。また、このとき排水性に注意してください。水はけのよい土壌でなければよく育ちません。
また、原産地においては弱アルカリ性の土壌に生息していることから、弱アルカリ性の土壌を好みます。そのため、草木灰や石灰を少し添加してください。そうすることで弱アルカリ性になるからです。このように用土さえしっかりとしていれば、問題なく生長して開花を見せてくれます。見た目の印象とは異なってかなり丈夫なので、枯死ということは基本的にはありません。
ただし、霜には非常に弱いので、その点はしっかりと注意してください。水やりについては、植え付け後にたっぷりと水を与えた後は、基本的には土の表面部分が乾燥してきたら水やりをする程度でかまいません。時間帯としては、できれば午前中が望ましいです。種付けについては、自然に任せるのが最も無難です。放置していれば種子ができるので、それをきちんと採取しましょう。
増やし方や害虫について
キアネラの増やし方と害虫対策について書いていきます。増やし方については、種子で繁殖することが一般的です。球根での繁殖はなかなか増えません。種で増やす方が簡単です。いわゆる種子繁殖です。原産地が南アフリカということもあって、乾燥気味の土壌を好みます。そのため、多少乾燥していてもかまいませんが、それでも水はたっぷりと与えてください。
冬になったら、乾燥しすぎには気をつけてください。あまりにも乾燥がひどいと、株が弱ってしまうことがあります。あと、繁殖していくことで重要なことは、花を摘むことです。やはりずっと元気に育ってくれることが重要ですので、その元気を保つには、開花し終わったら花を摘んで、種ができないようにすることです。
種ができてしまうと種に栄養分をとられてしまいます。そうなると球根が大きく育ちにくく、元気を保つこともできません。また、開花し終わった後に葉を切り取ることも厳禁です。この植物は開花後の光合成で球根を大きくするので、葉が邪魔だからといって、切り取ると光合成が十分に行うことができません。
葉はつけたままにしておいてください。また、害虫対策についてですが、この植物にはあまりよって来る害虫はありません。他の植物に比べてかなり少ないほうです。種で育てた場合は、芽が出てきたときに、殺虫剤を軽く散布しておくだけで問題ありません。そうすれば、開花時期になったらかわいらしい花を咲かせてくれます。
キアネラの歴史
キアネラの歴史について書いていきます。この植物は日本の園芸店でもなかなか見つからない希少な植物です。それは栽培方法がかなり難しいとされているからです。しかしながら、近年は育て方のノウハウも非常に知れ渡るようになったので、欧米のインターネット通販や日本の大手の園芸店ではときどき見かけられるようになりました。
それでは、なぜ栽培がそれほど難しいのかというと、このキアネラの特性が関係しています。キアネラは球根植物に分類されていますが、球根植物というのは開花時期が非常に短いという特徴を持っています。しかしながら、このキアネラは他の球根植物と異なって開花時期が非常に長いです。少なくとも2ヶ月間はその開花を楽しむことができます。
このような点からも、球根植物だからと、他の球根植物と同じような育て方をしてしまいます。そうした誤解から植物を弱らせてしまう育成方法を取ってしまいます。まず何よりも重要なのは、本種の特徴や特性を把握した上で育てることです。この植物ほど魅力的な球根植物はほとんどありません。観賞用としても育てることができるのは、本種くらいだからです。
現在はあまり広まっていませんが、今後、園芸品種として普及が非常に期待されている植物です。今は交配もあまり行われていないので、販売されているのはすべて原種です。原種を育てたい人には、今から手に入れて育てることをお勧めです。このキアネラ属はかつては20種弱もその存在が認められていましたが、遺伝子学の進展に伴って、現在は9種のみが認定されています。そういう意味でも非常に希少な植物です。
キアネラの特徴
キアネラの特徴について書いていきます。キアネラの原産地は南アフリカを生息地としています。ケープ南西部に9種のうち8種が生息しています。そのため、乾燥地帯に分布しています。ちなみに、一部の種に関しては、南アフリカ以外にもその生息が確認されています。たとえば、オーストラリアで発見されています。生息する土壌については、乾燥地帯のアルカリ性の土壌を好みます。
花については、6枚からなります。それぞれ2センチ前後です。非常に小さな花です。株については、1球から数多くの花茎を伸ばします。球根については、直径3センチ程度で小さいものになっています。開花時期については、春頃の3月から4月頃です。開花期間はものによっては2ヶ月間も開花します。これは球根職部としては異例の長さです。
1輪の寿命は、10日ほどですが、1株では、1ヶ月ほど花を楽しめます。春咲き球根としては、開花期が長い生育期については、冬から春の間です。これは非常に珍しい特徴です。四季のある日本の植物は、通常であれば、春から夏にかけて生育しますが、それとは全反対です。
すなわち、夏になったら葉が枯れ落ちてしまい、休眠活動に入ります。いわゆる冬季生長型の植物に分類されます。耐寒性については、強くもなく弱くもないといった程度です。南アフリカ原産の植物なので強くはないことが当然ではありますが、ある程度までは耐えることができます。こういう点でも珍しい特徴を持っている植物であるということができます。
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