ラセンイの育て方
育てる環境について
ラセンイは大変日光を好む植物です。日陰でも育つ植物ですが、出来るだけ日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。ラセンイは本来、田んぼのような湿り気のある場所で生育する植物なので、水切れには注意が必要です。睡蓮鉢に、沈めて育てても良いのですが、あまり深く沈めすぎてしまうと枯れを起こしてしまう可能性がありますので、ラセンイの土の表面と水面の差が5~6cmくらいにするようにしましょう。
庭に植える場合は、もともと湿り気のある場所に生えている植物なので池周りに植えられる事が多くあります。の土手などに植えられることが多いです。水生植物として扱われることもあるくらい水を好む植物です。その為、水枯れには十分注意をしながら育てていきましょう。鉢植えの場合、常に受け皿に水が入っている状態が最適です。
室内で育てる場合は、出来るだけ明るい窓辺などに置くようにしましょう。また、インテリアとして部屋で育てる場合、ガラスや陶器の器に鉢ごと株元まで沈めて飾るととても印象的で癒し効果を演出する事が出来るでしょう。土を乾きすぎいないかぎりは、花壇植えでも大丈夫です。
ただしその際は土が乾燥しないように注意しましょう。日当たりを好みますが、半日陰の場所でも問題なく育てる事が出来ます。乾燥が苦手な植物なので、特に春から秋の成長期は、土が乾燥しないように気をつけましょう。乾かないように注意しましょう。日光に当てて育てれば、しっかりとした丈夫な株に育てる事が出来ます。
種付けや水やり、肥料について
植え替えの適期は4月から7月になります。苗で購入し植え替えしていくと良いでしょう。ラセンイはイグサの仲間で水分の多い場所で育つ植物です。その為、育てる場合は日にしっかり当てて、根の部分は水につけて管理しましょう。その際、あまり深くない鉢などに入れるとよいでしょう。常に土が濡れている状態を好むので、水やりはこまめにおこないます。
ただし、ラセンイを植えた鉢を完全に水の中に付けてしまうと枯れてしまう場合があるので注意しましょう。肥料は特に必要がありません。どちらかというと粘着質の土の方が向いています。肥料をあげる際は、市販の花と野菜の土ではなくて、ケト土で植え付けをすると良いでしょう。また、2~3ヶ月おきに緩効性の化成肥料の置き肥として与えても良いでしょう。
秋から春にかけての水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりあげるようにしましょう。夏場に関しては毎日あげた方が良いでしょう。水の管理だけはしっかり行うようにしましょう。乾燥を嫌うので、土の表面をこまめにチェックしておきましょう。水分があまりにも不足してしまうと茎がカラカラに乾燥してしまい枯れてしまうことがあります。
もし枯れてしまった場合は、枯れた部分をカットして植え替えすると再生することが可能です。また根詰まりしやすいので注意しておきましょう。成長に合わせて植え替えをしてあげると良いでしょう。育て方も簡単なのでその成長を楽しみながら育てていきましょう。
増やし方や害虫について
ラセンイを増やす場合は株分けが良いでしょう。春から夏にかけて株分けを行います。植え替えのタイミングは茎が枯れ始める頃から新しい茎が出始める頃が最適です。株が大きくなった場合は同時に株分けで増やす事が出来るので、その際株分けをしても良いでしょう。ラセンイを育てる場合は害虫に注意する必要があります。
春から秋にかけてアブラムシやハダニなどの害虫が発生する場合があるので、見つけ次第早めに駆除するようにしましょう。アブラムシなど見つけたらふき取ってあげるようにしましょう。虫がついてしまうと見た目も悪くなってしまうので、出来るだけ早く駆除していきましょう。
ラセンイはそれほど手がかからない植物なので、世話をするのが苦手な人でも観葉植物として楽しむ事が出来るでしょう。根詰まりしやすい植物なので、定期的に鉢の底を確認して根が飛び出ていないか見てみましょう。その際、大きめの鉢に植え替えしてあげるとより迫力のあるラセンイを見る事が出来るでしょう。
見た目がユニークなので、存在感があり部屋に置いているだけでインパクトのある植物です。近年では、小さな生態系環境を再現する”ビオトープ”としても人気が出てきています。インテリアとしてお部屋に飾るだけでパッと目を引く存在です。葉が色々な方向に広がっており、その成長がとても楽しみな植物です。花は3cmくらいありますが花よりは葉が存在感があるので、葉を楽しむという傾向が強い植物です。
ラセンイの歴史
”ラセンイ”は畳の原料である「イグサ」と同じ種類の植物になります。葉っぱが退化し、くるくるとらせん状にうねうねと曲がっているのがとても魅力的な植物です。昔から園芸用として人々に利用されてきた植物になります。寄せ植えなどにも利用され、観賞用として多くの人達の目を楽しませてきた植物になります。海外では、冬の水辺を飾る植物として、ガーデニングなどに使用されています。
近年、そのユニークな姿の人気が高まり、アンティークとしてお部屋に飾る人も多くなってきています。北半球の温帯を原産とし、田んぼ脇のような湿り気のある湿地帯を生息地としています。花が咲く時期は8月から9月となっています、茶褐色の花を咲かせますが、どちらかというと花を楽しむというよりは、ラセンイのその面白い螺旋状にくるくるとした葉を楽しむ方が強い傾向にあります。
インテリアグリーンとしても人気が高く、お部屋に置くだけでも存在感のある植物です。先が尖っている円柱状の細い茎は、緑色をしておりつやがあります。見ていても飽きないおもしろい形をしています。あまりこういった形をみないので、ついつい見入ってしまう植物ではないでしょうか。
他の植物と寄せ植えをして楽しむ人も多くいます。見栄えがする植物なので、是非その形を活かしてお部屋を飾ってみましょう。屋外でも屋内でも育てる事が出来るので比較的育てやすい植物になります。是非そんなラセンイを栽培してみましょう。
ラセンイの特徴
耐寒温度は0℃です。寒さにもある程度強く育てやすい植物です。冬の時期に霜にあてないように育てれば、冬越しする事も可能です。ラセンイは花が咲き終わると、夏には葉が枯れてしまいます。しかし、土の中で根が生きているので、9月頃には地下茎から新しい茎を伸ばし成長してくれます。ラセンイの特徴と言えばその独特のくるくると蒔かれた葉ではないでしょうか。
観葉植物としても人気が高くお部屋で観賞する人も多くなっています。葉が枯れると、茎が螺旋状に巻きながら四方に八方に伸びて生長します。この植物は畳などに使用されているイグサが突然変異で生まれた品種です。耐陰性だけではなく、耐暑性や耐寒性もあるのでと大変丈夫な植物です。ラセンイは、単品での鉢植えやミニ盆栽風仕立て、コケ玉、寄せ植えなど様々な姿を楽しむ事が出来ます。
まさに特徴的なその姿を活かし、幅広い世代の人達に人気になっている植物です。最近では黄色い斑が入っている「イエローライン」という品種も、最近市場に出回り始めています。比較的丈夫なこの植物は、それほど手入れをしなくても育てる事が出来ますが、水を好む植物なので水枯れには注意が必要です。
アート作品のように面白い形をしているので、窓辺に置いて楽しむのも良いでしょう。草丈は30cmから50cmほどになり、植え替えをしてあげるとどんどん成長することが出来るでしょう。また育てる場合は十分光をあてて育てる必要があります。
-
アロカシアの育て方
アロカシアはサトイモ科に分類される品種であり、学名の「Alocasia」に属する植物の総称になります。原産は東南アジア、...
-
キャッツテールの育て方
キャッツテールの原産地はインドで、ベニヒモノキにも似ています。しかし匍匐性の小型種であり、亜熱帯地方や亜熱帯を生息地とし...
-
なすびの栽培やナスの育て方やその種まきについて
夏野菜の中でもひときわ濃い紫が特徴なのがなすびです。日の光をたくさん浴びて、油炒めにとても合う野菜ですが、家庭でも育てる...
-
ディアスキアの育て方
ディアスキアの原種は南アフリカを生息地とする植物です。原産の南アフリカには50種が分布しています。ヨーロッパで栽培される...
-
ジゴペタラムの育て方
ジゴペタラムの科名は、ラン科で属名は、ジゴペタラム属となります。また、その他の名前は、紫香蘭(しこうらん)と呼ばれていま...
-
ノコンギクの育て方
ノコンギクの歴史としまして、伝統的にはこの種には長らく「Aster ageratoides Turcz. subsp. ...
-
ヘチマの育て方
熱帯アジアを生息地とするインド原産の植物です。日本には中国を通して江戸時代に伝わったと言われています。ヘチマは元々、果実...
-
シシトウの育て方
程よい辛味があり、あらゆる料理に使用されて人気のあるシシトウですが、その正式名称はシシトウガラシ(獅子唐辛子)であり、そ...
-
ミニトマトのプランターの栽培方法
ミニトマトの栽培は初心者でも簡単に育てられ庭がなくても、プランターで栽培出来きるので、プランターでミニトマトの育て方はと...
-
マユミの育て方
マユミはニシキギ科に属しますが、ニシキギという名称は、錦のような紅葉の美しさから名づけられたと言われています。秋になると...
”ラセンイ”は畳の原料である「イグサ」と同じ種類の植物になります。葉っぱが退化し、くるくるとらせん状にうねうねと曲がっているのがとても魅力的な植物です。昔から園芸用として人々に利用されてきた植物になります。寄せ植えなどにも利用され、観賞用として多くの人達の目を楽しませてきた植物になります。