ポインセチアの育て方

ポインセチアの育て方

特徴としてはなんといっても赤い花びらと緑の葉でしょう。クリスマスにピッタリの色合いです。そう考えて購入する人もいるでしょう。しかしよく見てみましょう。赤い花びらをよく見てみると何かに似ています。そうです。下のほうに付いている緑の葉っぱに非常によく似ています。まるで緑色の葉っぱを赤く塗ったように見えます。

育てる環境について

この植物の生息地としては、寒い地域のイメージがありますがそうではありません。原産がメキシコなどで知られるとおり赤道に近いところにおいて植えられることが多くなります。日本においては宮崎県などで栽培されていることが知られていて、比較的南部において栽培されることが多いようです。

購入をするのはどうしても冬になることが多いでしょうが、その時に外に置いたままにするのは非常に乾いそうです。それは寒さに非常に弱いからです。あくまでも冬に購入する場合には自宅の中での観賞用としてになるでしょう。日当たりの良い室内に置く必要があります。寒さに弱いですから、最低温度が10度以下にならないようにしなければいけないとされています。

玄関など暖房が入っていないところだとかなり寒くなることがあります。このようなところにおいていると弱ってしまいます。わざわざ暖房を入れる必要までは無いでしょうが、リビングであったり寝室などの暖房が入っているところに置いたほうが良いことがあります。部屋の中に置いておくことが多くなりますが、温風を当てるのは良くないとされます。

窓辺などは非常に冷え込みます。室内においてはカーテンや布などで保護しながら暑さと寒さを防ぐようにして調節をするようにします。気温に気をつけるのは冬ぐらいで、春になってきてからは外に出しても問題ありません。5月ぐらいから秋ぐらいまでは屋外に置くことができます。日当たりでも問題ありません。

種付けや水やり、肥料について

ポイセチアの栽培をする上で育て方ですが、植え付け時期としては春頃に行います。3月から5月ぐらいに行うことが多くなります。植え替えも必要なことになるので、その時には切り戻しも行うようにしておきます。植えるときにおいて用土をどのようにするかがあります。有機質をたくさん利用した土を使います。

赤玉土の中粒を主体として腐葉土、酸度調整済みのピートモスを配合するようにします。メキシコといえば非常に乾燥している地域として知られています。こちらが原産なので草花についても乾燥には強いタイプとされています。乾燥には強いですが、あまり水を沢山あげすぎるのは好みません。水を与えるときには乾かし気味に管理をします。

少し乾いたからといって水を与えるのではなく、それぐらいでももう少し待つぐらいでも問題ありません。枯らしてしまってはもったいないですから葉が少し元気が無いと感じられるときにさっと水を与えるようにします。そうすると水を吸って勢いをますようになってきます。冬は少し水やりには神経質に対応します。

水を与えているのに葉がしおれた状態になっていることがあります。それを見て慌てて水を与えようとしがちですがこの時は少し我慢をします。水は十分ありますから、暖かい場所へ移動させるようにします。生育を休止するときには水を吸わなくなるので水を与える必要がなくなります。この時は乾燥していてもそのままにして、水を切らしても問題ない状態にします。

増やし方や害虫について

肥料を与えるときにはリン酸分の多い暖効性化成肥料を利用します。多く入れる必要はなく、鉢植えをするときに少しいれておくだけで十分です。季節によって変化をさせると良いとされます。5月から7月においては液体肥料で対応し、8月から10月にかけては暖効性化成肥料にします。切り替え時期についてはもちろんピッタリ合わせる必要はありません。暑さが本格化してきた時を見計らって行うようにします。

増やし方として行われるのがさし木になります。よく行う季節としては6月ぐらいです。本葉が3枚から4枚付いている状態で切ります。この時葉っぱをそのまま植え付けようとすると蒸散してしまいます。そこで葉っぱを半分ぐらいの大きさに切るようにします。するとちょうどいい状態になります。

茎の切り口においては乳液が出てきますからそれを洗い流して発根剤をつけてさすようにします。発根するまでには20日から1箇月位かかることがあります。この時には水を吸う時期ですからしっかりと水を与えるようにします。こちらの植物は室内に入れていることがあることで少し変わった害虫がつくことがあります。

それがオンシツコナジラミと呼ばれる虫です。主に暖かい部屋、温室などにおいて発生しやすいとされるタイプになります。室内においているときは常に発生することがあるので注意しなければいけません。室内においておくと気にも風通しをうまく調整することで発生を抑えることができます。

ポインセチアの歴史

クリスマスの色としては白、緑、赤があります。白は雪です。緑はクリスマスツリーでしょうか、赤はサンタクロースであったりトナカイの鼻などがあります。これらのことからいろいろなものがクリスマスカラーで統一されることがあります。この時においてよく利用される植物がポインセチアと呼ばれる植物です。赤色と緑色が非常に鮮やかなので買ってしまう人もいるでしょう。

街なかにおいては幾つもの植木鉢が並べられていることがあります。こちらについては原産はメキシコ、中央アフリカとされています。比較的暖かい地域と言えます。この名前が付けられたのはメキシコにおける話が要因になっているとされています。アメリカの初代のメキシコ公使出会った人の名前がポインセットと言われ、この人の名前が由来となっているようです。

日本人に関係があるならその人の名前がついていたかもしれません。日本において伝わったのは最近になってからのように感じますが結構古くに伝わっているとされています。明治時代には伝わっていたとされています。和名についてはショウジョウボクと言われています。

伝説の動物にショウジョウと呼ばれるものがいます。これは大酒飲みで常に顔を赤くしていたそうです。そのために赤い葉が特徴とのことでこの名が付けられるようになったとのことです。さすがに日本においてこの和名で呼ぶ人はほとんどいないでしょう。花屋さんなどでもこの名称では売れないことを知っています。

ポインセチアの特徴

特徴としてはなんといっても赤い花びらと緑の葉でしょう。クリスマスにピッタリの色合いです。そう考えて購入する人もいるでしょう。しかしよく見てみましょう。赤い花びらをよく見てみると何かに似ています。そうです。下のほうに付いている緑の葉っぱに非常によく似ています。まるで緑色の葉っぱを赤く塗ったように見えます。

実は赤い部分については花ではなく花びらではありません。こちらについては葉っぱが楕円形で非常に薄くなっています。花は杯状花序と呼ばれるタイプになっていて花びらは存在しません。つまり花は見えない状態です。花の下につく葉の形をした苞葉が赤く染まることになります。実際には赤い部分と緑の部分に関しては苞葉と葉で異なる部分になります。

種類としてはトウダイグサ目、トウダイグサ科に属するとされています。ではなぜ苞葉の部分が赤くなるかですが、これはわざわざクリスマスの時期に合わせて紅葉させているために起きるとされています。クリスマスでの利用が多くなっているので、より色づきやすくなるように品種改良されてきているようです。

そのために赤色と緑色がきれいに分かれるようになっています。自然のものにおいてもこのようになっている状態のものを見ることができますが、時期などがずれることがあるかもしれません。苞葉についても葉っぱについても比較的大きな物を要しています。鉢植えとしては30センチほどの高さですが、実際にはもっと高くなります。

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