マツバランの育て方

マツバランの育て方

マツバランの特徴といえば、やはり面白いその形でしょう。江戸時代には競うように面白い形を作っていたのですが、形を変える事が容易なので育てるには面白い植物です。そして、葉も根も持たない、茎だけの植物です。植物も進化を続け様々な形へと変化してきましたが、そんな中古来からの形を守り続けている非常に珍しい植物でもあります。

育てる環境について

マツバランの育て方ですが、暖かい場所を好みます。日本ですと宮城県より南で見られるのですが、当時は関東よりも以南にしか見られませんでした。近年では温暖化現象もあり、徐々に東北地域でも見られるようになってきています。そのため、とにかく暖かい環境で育てる必要があります。ただし夏の直射日光は苦手です。

基本的には室内で育てる事も可能ですよ。ちなみに、複数の品種があるのですが、その中でも玉巻龍という品種だけはちょっと日差しに弱いです。通常は明るい室内に置いておいても、時々は日向側に置いてあげるようにしてあげて下さい。他の品種に関しては基本的に日向側に置く必要はありません。ただし夏だけは注意するようにしましょう。

また、育てる際には日差しだけではなく、風通しの良さも求められます。出来れば風通しが良く、暖かく日差しの良い部屋で育てるのが一番です。マツバランは湿度の高い場所も苦手なので注意しましょう。原産地は世界の中でも熱帯や亜熱帯に位置しています。日本でも生息地は基本的に関東以南ですので、それを意識して日当たりの良い環境で育てる事が重要です。

ハッキリ美しさの差が出てしまう品種でもありますので、日照時間を考えて育てる事でより美しく育てるのがポイントです。ちなみに、一軒家だけではなく場所さえ確保出来ればマンションで育てる事も十分可能です。この場合は風通しの良さからベランダを選ぶ方が多いのですが、日差しが悪い場合もありますので、その場合は室内で育ててあげるようにしましょう。

種付けや水やり、肥料について

ちなみに、水やりも忘れてはいけません。出来れば鉢が乾かないようにするのがポイントです。水をやりすぎてしまうと地下茎に影響が出てきてしまいますのでやりすぎはほどほどにしないといけませんが、基本的に水分が大好きな植物ですので毎日しっかりチェックして、常に鉢の表面が乾かないような状態にしておきましょう。水の状態には特に問題はありませんし、雨水でも大丈夫です。

しかし、雨水タンクなどでためっぱなしになっていた水ですと雑菌が繁殖している場合があります。その場合、マツバランの地下茎に生息している菌類に影響を与えてしまう可能性もありますので、出来れば水やりの際には新しい綺麗なお水をあげるようにしましょう。基本的に日照時間とのバランスによって葉の長さが変わりますので、

朝お水をあげたら夕方には軽く乾いているくらい水はけの良い環境を作るのが一番のポイントです。マツバランにあげる肥料は、珍しい物ではありません。基本的にいわゆるハイポネックス系の肥料を用意してあげれば大丈夫です。

窒素、カリウム、リンといった基本的な成分が含まれていれば大丈夫ですので、ホームセンター等でも簡単に入手する事が出来るでしょう。肥料はそのままではなく、少し薄めて使用します。この時、どの植物もそうなのですが、あげすぎは禁物です。大体20日間隔で肥料をあげるのが一番ベストなタイミングだと言われていますので、是非意識してやってみて下さい。

増やし方や害虫について

マツバランを育てる際に気になってしまうのが害虫の存在です。いわゆる病害虫の場合は主に6月から10月に対処する事になります。ホームセンター等で植物専用の殺菌剤が売っていますので、こちらを使用して月に1回程度の間隔でお世話をしてあげるようにしましょう。病害虫忌避剤を使うのも一つの手ですね。

病害虫だけではなく他の害虫も発生してしまいますが、こちらも専用の薬剤を使用してあげれば大丈夫です。基本的にはそこまで害虫に悩まされる品種ではありませんが、地下茎に菌類が生息している環境上狙われてしまう事もあります。そんな時は焦らずに薬剤を使って対処するようにして下さい。

マツバランの増やし方ですが、種子で繁殖するのではなく胞子で繁殖します。先端部分に胞子のうが付着しているのが目視出来ますので、しっかり熟して黄色になったらこちらを使用します。マツバランは主に石や木の根っこなどに生息しますので、それを意識して環境を整えてあげましょう。胞子のうから胞子が出ている事がわかったら、それを乾いた筆などで優しく取ります。

その後用意しておいた環境に付着させ、経過を観察します。最初はうまく出来ない事も多いので、諦めず何度もチャレンジしてみて下さい。ちなみに、株分けですがこちらはなるべくやらないようにしましょう。というのも、株分けしてしまうと中が傷んでしまうからです。その後環境を整えるという事も出来るのですが、出来れば大株になるまでそのまま株分けしないようにした方が無難です。

マツバランの歴史

マツバランの歴史は意外にも古く、日本では江戸時代から栽培されてきました。そのため、古典園芸植物の一つに含まれています。当時は珍しい植物を投資の対象として購入するという風習があったのですが、その中にも含まれていました。他にもタチバナやソテツといった植物も同様に投資の対象になっていた過去があります。

当時は松葉蘭という名で親しまれていました。投資の対象になっていた事からお値段は高く、庶民にとっては高値の花だったそうです。特に奇妙な形をした物が人気があり、栽培する側も意識して形を変えていました。わざと枝を太くしたり、先を垂れさせて枝垂れ桜のようにした物が特別人気を集めていました。

もちろんこのように形を変えなくても、そのままでも人気がありました。着生植物であるため岩の上などに生えますので、松葉蘭を手に入れるためにわざわざ岩を割った人もいるほど。中にはどこかから飛来してきた松葉蘭を大切に育て、その後お金持ちに買い取ってもらったという庶民もいたそうです。そのお金で初鰹を買う、という粋な江戸時代の記述も残っています。

しかし、今では準絶滅危惧種に指定されています。繁殖力が弱いわけではないのですが、江戸時代のように栽培する方は圧倒的に減っているからです。公園や、時にはアスファルトの隙間から生えてくる事もあります。家庭の鉢にたまたま胞子が付着しているケースもあります。しかし、需要が減ってきてしまっているため今後は絶滅の可能性があると言われています。

マツバランの特徴

マツバランの特徴といえば、やはり面白いその形でしょう。江戸時代には競うように面白い形を作っていたのですが、形を変える事が容易なので育てるには面白い植物です。そして、葉も根も持たない、茎だけの植物です。植物も進化を続け様々な形へと変化してきましたが、そんな中古来からの形を守り続けている非常に珍しい植物でもあります。

よく生きている化石としてシーラカンスが挙げられますが、実はマツバランも同様で、生きている化石と呼ばれている植物になります。ちなみに、種子ではなく胞子で繁殖します。そのせいなのか、地上ではなく岩や木の根っこなどに生息しています。地上ですと種子で繁殖する植物が多く、競争が激しいので安全に繁殖するためにこういった生息環境を選んだと言われています。

マツバランは別名ホウキランとも呼ばれているのですが、これは先端がまるでホウキのように広がりを見せる物もあるからです。先端部には枝の側面に胞子のうを見る事が出来ます。この胞子のうは熟すと色が変化し、最初は緑色なのですが徐々に黄色に変化していきます。ちなみに、根はありませんので地下の部分を見ても根を見つける事は出来ず、

全て枝です。複雑に枝分かれしているのですが、まるで毛のようにびっしりと生えます。地下茎の部分には同時に菌類も生息していますので、ある意味菌根だと唱える方も少なくはありません。表面の見た目だけではなく、この複雑に絡まった地下茎もマツバランの人気の理由の一つです。

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