リビングストーンデージーの育て方
リビングストーンデージーの育て方
リビングストーンデージーは花の直径が約5cmから6cmほどあり、数日間花が咲いたり閉じたりします。草丈は10cmから大きいものになると20cmほどまで伸びます。乾燥や高温多湿には弱いので、水はけが良い場所で栽培してあげるのがベストです。
植える時には根元がぐらぐらしやすいですから根元に土を寄せてしっかりと固定してあげることが大切です。水に関しては土の表面が乾き始めた時に与えるようにします。肥料は発芽して本葉が出てきたら月に3回から4回ほど液体肥料をあげるようにし、苗が大きく育ってきて鉢植えや花壇などに植えてからは粒状の化成肥料を株の周りにまいておくのが良いです。
リビングストーンデージーの育て方で気をつけなければいけないのは乾燥と過湿だけではありません。病気としては灰色かび病です。水はけが良く、日当たりもたっぷり浴びれる環境であればこの病気になる心配はほとんどありません。しかし湿度が高いと発生してしまうことがあります。
また害虫はアブラムシやナメクジ、ヨトウムシなどがくっついてしまう可能性があります。これらは見つけ次第すぐに退治してしまいましょう。夏に近づいてくると株がどんどん弱ってしまい、花が咲きにくくなります。
リビングストーンデージーは一年草ですから植え替えをする必要はありません。花は咲いた後はそのまま枯れてしまいます。鉢植えの場合は開花前に鉢が小さいなと感じたら、一回り大きな鉢に交換してあげるとのびのびと育ちます。
栽培して種付けを望む場合
種付けをさせたい場合は花が咲き終わった後もそのまま放置しておくのが良いです。そうすることによって種付けをすることができます。ただし種付けをする時にはそちらのほうに栄養がとられてしまいますので株自体を次の年も栽培するのは難しくなる可能性が出てきます。
その球根で栽培を来年もしたいということであれば種はあきらめたほうが良いですが、一年草である限り、花をたくさん咲かせたいと思えば種をまくしかありません。その株を来年も使いたいし、増やしたいということでしたら種か苗を購入するようにしたほうが良いでしょう。種は15度から20度ほどで発芽します。
ただし種はとても細かいので植える時に種同士が重ならないようにしなければいけません。重なったまま育ってしまうとせっかく出た芽がからまったりして間引きする時に傷んでしまいます。種を植えたら薄く土をかぶせてあげます。育て方はそれほど難しくはないですが、芽が出るまでは乾かさないようにしておきましょう。
発芽したら間引いて本葉が2、3枚になった頃にポットや小さな鉢に植え替えます。さらに大きくなってきたら花壇やプランターなどに植え替えるようにすれば良いです。鉢は12cmから15cmに1株から2株植えるのがちょうどいいです。
寒冷地は春に種をまいて初夏頃に花が咲かせるのが良いですが、逆に暖かい土地や普通の気候の土地で同じことをしてしまうと株が大きくなる前に梅雨などが訪れて花を十分楽しめないこともありますので、育て方にはそれぞれの土地の気候にあったやり方を覚えておくといいです。花が咲き終わったら花がら摘みをしておきましょう。
この作業を怠ってしまうと次に花が咲く時にあまり咲かなくなってしまったりと悪影響があります。例えば4月頃に花が咲き、それが終わって花がら摘みをして肥料を与えておくと全ての花ではないですが、5月頃になってまた花を咲かせてくれるのです。
リビングストーンデージーの花言葉は?
リビングストーンデージーは瞳の輝き、気前よく与える、華やかさ、にぎやかな人という花言葉があります。花色も様々あり、オレンジ、ピンク、クリーム、黄、白、紅、赤紫など華やかな色がありますので、この花言葉も納得です。
花壇などにたくさん植えておいたりするとまるで花のじゅうたんのように美しいですし、いろんなカラーを寄せ植えしてもブーケのようにきれいです。小さな鉢植えに植えておいてプレゼントにしても喜ばれますし、寄せ植えをしたものを贈っても良いでしょう。リビングストーンデージーは茎が折れやすいので大切に扱わなくてはいけません。
しかしもし折れてしまったとしても花の宝石という異名をもつほどなので花瓶に生けてその可愛らしさを楽しむのも良いです。咲き終わった花びらもきれいな色が残っていれば押し花にして楽しんでも良いです。いろんな色があること、またその見た目の可愛らしさから愛好者は毎年増加してきています。
花屋さんでも早い時期であれば問題なく購入できますが、少し遅れて購入しようと出かけてもすでに売り切れてしまっていることも少なくありません。種や苗が出る頃を見計らって早めに花屋さんを訪れるようにしましょう。一年草ではありますが、種をとっておけば来年もまた咲かせられます。
リビングストーンデージーの歴史
リビングストーンデージーは生息地が南アフリカ周辺で、日本国内に入ってきたのは昭和10年頃だといわれています。リビングストーンデージーが発見されたのは19世紀頃の南アフリカ、イギリスの探検家そして宣教師でもあったデビッド・リビングストーン氏であるというのが有力な説です。
彼は独学で医療などを学び、ヨーロッパ人としては初めてアフリカを横断しました。この花は学名がドロテアンツス・べルディフォルミスといいます。ドロテアンツスはリビングストーン氏の母親であるドロテアから、アンサスはギリシア語の花を意味する言葉からベルティフォルミスとは同じくギリシア語でベリスのような形のという意味があります。
ベリスとはデージーの学名ですが、デージーというのはあくまで見た目が似ているという点からつけられたものです。原産も南アフリカで、もしリビングストーン氏がここを訪れなければ発見されることもなかったかもしれないということになります。
日本国内では園芸名は紅玻璃という名前になっていますので探してみるのも良いでしょう。種まきは秋頃が良いといわれることもありますが、霜にあたってしまうとあまり良くありませんので春頃に出回っている苗を園芸店で探してみるとみつかりやすいです。
リビングストーンデージーの特徴
リビングストーンデージーは別名が紅玻璃草やサボテンギク、ヘラマツバギクといいます。栽培は中級者向けといえます。秋頃に植える場合も春に植える場合も霜に当たらないようにするのがポイントです。リビングストーンデージーの特徴はその葉にあります。この部分は多肉植物のようになっているので水をためられるのです。
ですから乾燥には強いというメリットはあるものの、逆に水をあげ過ぎてしまいますと腐って枯れてしまうので気をつけましょう。昼に花が咲き、夜や雨、曇りの日は閉じています。植える時に使う土は市販の花と野菜の土や赤玉土を6、腐葉土を4の割合で混ぜてから植えつけるのが良いです。
場所は日当たりの良いところがいいです。日当たりが悪い場所ですと花の付きが悪くなりますし、つぼみがせっかくできても花が咲かないことがあります。寒さにはあまり強いとはいえませんので、冬の間は霜や凍結などにならない場所に避難させてあげるのが良いです。かかりやすい病気もありませんから一般的な虫に気をつけてあげるようにしましょう。
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