コトネアスターの育て方

コトネアスターの育て方
コトネアスターは日当たりの良い場所で育てましょう。植えつけは3月から4月もしくは10月から11月頃が適しています。その際、斜面や石組みの上などを利用して植えると樹形がとても美しくなります。植え付けする時には根鉢の大きさの倍ほどの深さと幅がある穴をほります。
そして掘りあげた土には腐葉土や完熟堆肥などを混ぜ込んでおきます。そして根鉢を植えた後は水をたっぷりと周囲にかけて土となじませます。もしぐらついてしまうようであれば、支柱をたてておくといいです。水は根付いてしまえば特に必要ありませんが、
夏の高温期だけはさすがに水切れしやすいので朝か夕方に水やりをしましょう。肥料は2月から3月にかけて寒肥を、あとは6月の開花後に固形の油かすもしくは緩効性化成肥料などを与えます。病気の心配は特にはありませんが、
害虫はハダニが発生しやすいので気をつけます。ハダニは風通しの悪い場所で育てている場合に発生しやすく、夏の乾燥期は特に用心しておいたほうがいいです。ハダニの予防は時々葉水をすることでできます。これ以外の害虫はそれほど心配しなくても大丈夫です。
コトネアスターを栽培時の注意点
コトネアスターはほとんど手を入れる必要はないのですが、あまりに放置してしまいますと枝が茂り過ぎてしまいますので樹形を整えるためにもたまにでいいので剪定をしてあげる必要があります。長枝品種と短枝品種では手入れの仕方は多少違いますので覚えておきましょう。
長枝品種の場合、2月頃に3年目から4年目ほどの古い枝を枝分かれしている付け根の部分から切り落とします。こうすることで全体の枝の数が減るのですっきりとさせることができます。ここで注意しておきたいのはカットする枝の選び方で、
花や実は前年伸びた枝にすでに付いてしまっていますから観賞を優先するのであればそれらの枝はできるだけ切り落とさないようにします。短枝品種は5月から8月頃に春に出てきた若い枝の先端をそろえる程度に軽く刈り込むだけでよいです。
この時期を過ぎてしまうと花や実がついてしまうので剪定はしないようにしましょう。コトネアスターは花よりも実の美しさを楽しみますので、あまりむやみに剪定してしまうと実付きが悪くなってしまいますから注意しましょう。
種付けさせて増やすことはできる?
コトネアスターは挿し木や種まきで増やすことができます。挿し木をする場合は6月下旬から7月下旬頃までに行ないます。その年に伸びた若い枝を長さ10cmほどにカットし、30分から1時間ほど水揚げしてから小粒の赤玉土や挿し木用の土にさしておきます。
たっぷりと水やりをしてから日陰で管理します。とても根は出やすいですから成功率は高いので、この方法は初心者の方でも成功させやすいです。ただし小苗はまだ根付きやすいので、育ててある程度生長したら植えつけるようにしましょう。
種まきをするのであれば10月から11月下旬までに行ないます。熟している実を採取して水で洗って果肉を取り除いたら種だけを取り出すことができます。この時には目の細かいざるなどを使って種を流し落とさないように気をつけます。
コトネアスターの種は乾燥させてしまうと発芽しなくなりますから、採取したらすぐにあらかじめ湿らせておいた小粒の赤玉土などにまきます。屋外で乾燥させないように管理していれば春には発芽してくれます。
もし種をその場でまかないようでしたら、乾燥しないようにして貯蔵しておき、翌年の春にまくようにしてもいいです。ちなみに花芽は春に芽を吹いて枝を伸ばしたら夏頃に枝の節に花芽を作ります。
そしてそのまま越冬して春になると花芽が芽吹いて短い枝を伸ばし、花を咲かせます。開花した後にようやく実を付けるようになります。つまりコトネアスターの花芽が付いてから実が熟すまでの期間はなんと足かけ2年にもなるということなのです。
コトネアスターは秋になると赤い実だけではなく、その葉が紅葉することも楽しむことができます。コトネアスターの品種はいろいろありますが、グランドカバーにできるものとしてコーラルビューティーというものがあります。
これは葉がとても小さく、枝も密になりますし、実付きもとても良いのです。常緑性ですからグランドカバーとしての役目もしっかりと果たします。ベニシタンはコトネアスターの中でも一番知られていますが、
昭和初期に渡来し、樹高は50cmから1mほどの低木なので管理もしやすいです。株は横に広がっていきます。寒さにも強いですし、赤い実は美しく、生育も旺盛なので非常に育てやすいです。
同じく生育が旺盛で実付きも良いということであればコトネアスター・ウォーテリもよく知られています。こちらは樹高が2m以上になります。半常緑性で数種の品種が交配されて出来上がったものです。植える庭の場所の大きさなどを考えて品種を選ぶようにするといいです。
コトネアスターの歴史
コトネアスターはほとんどがインド北部またはチベットを原産としています。生息地はこれらの国に加えて中国まで広がっています。cotoneは日本語のようですが、実は古いラテン語でマルメロのことをいい、asterはこの単語の前についた言葉に似ているものという意味があります。
つまりcotoneasterとはマルメロに似ているものという意味になります。和名は車輪桃と書いて、シャリントウといい、英名ではロックスプレーとなっています。19世紀の初頭にイギリスに伝わったコトネアスターはカルカッタ植物園の園長で植物学者でもあるナサニエル・ウォーリック氏の尽力もあり、
多くの品種が持ち込まれて栽培されるようになりました。草花にはアスターというものがありますが、それとは全く違うものです。日本に渡来したのは明治時代初期のことで、持ち込まれ多のはコトネアスターの園芸種ではなく、野生種でした。
日本では自生していないため、完全に園芸用として栽培されています。バラ科の植物で開花後に赤い実をつけるのが特徴です。花は小花であまり目立たないので、どちらかといえば花よりもその後にできる赤い実を楽しむのがコトネアスターの魅力だといえるでしょう。
コトネアスターの特徴
コトネアスターはバラ科コトネアスター属で、日本国内ではベニシタンのことを指すことが多いです。コトネアスターは原産地などでは約70種類ほどが分布しているといわれています。品種によって枝を弓状に伸ばすものや地を這うように伸びていくもの、
まっすぐに立ち上がるように枝が出るものなどいろいろあります。春に開花し、白くて小さな花をたくさん咲かせます。実は秋頃になりますので庭園樹として人気があります。ビラカンサによく似ているのですが、その違いは葉を見ればわかります。
コトネアスターの葉にはビラカンサのように鋸歯はなく、枝にもとげがありません。中国原産のベニシタンが最も多く栽培されていますが、近年になって赤い果実の観賞価値を優先した品種がよく取り入れられるようになってきています。
グランドカバー用に地を這うタイプのペンドゥルスという品種や一般的なコトネアスターの赤い実のイメージとは違い、白い実をつけるムルテイフロリスという品種もベニシタンと共によく知られています。耐寒性も耐暑性もそれなりにあるので、どこの地でも大体は育てやすいといえるでしょう。樹高も20cmから3m程度と低いです。
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